【ストライクパッケージ】(すとらいくぱっけーじ)

strike package.
アメリカ空軍?における、50〜100機程度に及ぶ大規模な戦爆連合編隊の一種。

標準的な構成

  1. 空中警戒管制指揮機(1機〜3機)
  2. 目標へ直接爆撃を行う攻撃機爆撃機(数十機)
  3. 攻撃機編隊の護衛と戦闘空中哨戒を行う戦闘機(数機〜数十機)
  4. 敵防空網制圧編隊(数機〜数十機)
    1. 対レーダーミサイルで武装したワイルドウィーゼル
    2. チャフコリドーを生成するチャフシップ
    3. ジャミングを行う電子戦機
  5. 空中給油機(10機以下)
  6. 爆撃効果判定を行う偵察機(数機)

一例

1965年、ベトナム戦争時におけるあるミッションで組まれたストライクパッケージを例として示す。

  • F-105「サンダーチーフ」戦闘爆撃機 46機
    15機が2発のAGM-12ブルパップを搭載、残り31機がM-117・750ポンド通常爆弾を8発搭載。
    前者が防空網の制圧、後者が目標への攻撃を担当。
  • F-100「スーパーセイバー」戦闘機 21機
    AIM-9を搭載した4機がMIGCAP?を担当、機関砲のみで武装した2機が天候偵察、M-117を2発と2.75inロケットポッドを2つ搭載した7機が対空火器制圧、同様の武装をした8機が、部隊に被撃墜が出た場合のRESCAP?に当たる。
  • RF-101「ブードゥー」偵察機 2機
    攻撃前の偵察と、終了後に爆撃効果判定を行うために写真撮影を行う。
  • KC-135「ストラトタンカー」空中給油機 10機
    攻撃機、戦闘機へ空中給油を行う。

以上、総数79機の編隊である。


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