【ステルス】(すてるす)

Stealth.
レーダーやそのほかのセンサーなどから探知されにくくなるよう作られた航空機。またはその技術。
この技術を最大限に活用して極秘裏に開発されていた米空軍のF-117が公開された事によってステルスは一躍注目を集める事になった。
ステルス技術を取り入れて作られた航空機は、レーダー反射面積(RCS)が小さくなりレーダーに探知される距離が短くなったり、小さくしか映らなくなるため識別が難しく、またエンジンの排熱などを抑える事によって、この熱による赤外線誘導のミサイル攻撃を受けずらくする事ができる。 これにより敵防空網をすり抜けたり、敵戦闘機の追撃を受けずに内陸部を爆撃できたり、逆に敵戦闘機に先制攻撃できるなどの利点がある。
ステルスと言っても、当然ながら肉眼でははっきり見え、また、敵地以外の通常時は電波を自ら発信するなどしてレーダーに映るようにしている。
なお、俗にステルス機と呼ばれるのはF-117B-2F/A-22F-35であるが、最近開発されたラファールユーロファイターF-2などもステルス技術を取り入れてレーダー反射面積を小さくするなどの工夫が施されており、あえてステルスと言うまでもなく今後は標準的な技術となるであろう。

関連:レーダー反射面積 レーザー誘導爆弾 F-117 B-2


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