• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(すーぱーちゃーじゃー){【スーパーチャージャー】};
*&ruby(すーぱーちゃーじゃー){【スーパーチャージャー】}; [#c8e8d112]
Supercharger.~
~
[[レシプロエンジン]]における[[過給器]]のひとつ。~
「機械式過給器(機械過給器)」とも呼ばれる。~

+機械式で過給する[[過給器]]の一種。~
エンジンのクランクの回転を利用し、変速機でその回転を増速、コンプレッサーを動かし過給する。スロットルに対する応答性は良いが、エンジンで駆動する為、エンジン出力をロスする。また空気密度の低い高々度ではエンジン出力低下に伴い効率も低下してしまう。航空機では高度と出力に合わせて変速比を変更して効率の低下を防ぐが、高々度では[[排気タービン]]式には遠く及ばない。また過給圧もあまり高くできない為、高出力を狙う場合でも不利である。重量の面でも重くなってしまう。~
全般的にメリットよりもデメリットの方が目立ち、[[排気タービン]]式が技術の進歩によって多々の弱点が克服されており、機械式をあえて採用する理由が無い為、現在では一部のエンジンで採用される程度である。~
>広義には「過給するもの」という意味で[[過給器]]全般の総称として用いられる場合もあるが、機械式過給器は「スーパーチャージャー」、[[排気タービン]]式過給器は「[[ターボチャージャー]]」と区別されるのが通例となっている。

[[レシプロエンジン]]の回転時に発生する[[トルク]]を利用して圧縮ポンプを駆動し、吸気を圧縮して燃焼室に送り込む装置。~
~
+[[過給器]]全般の呼称。~
[[ターボチャージャー]]に比べて[[スロットル]]操作への応答が早く、過給圧やタイミングを制御しやすい反面、機械的な伝達のためエネルギー損失が大きく、特に低[[気圧]]な高高度環境では効率で大きく劣る。~
加えて、機構が複雑で重量がかさむ。~
~
21世紀においては技術進歩で[[ターボチャージャー]]が改良され上記の利点が薄くなったため、需要は喪われつつある。~
~
[[航空機]]においては主に遠心式のものが、低[[気圧]]環境の高高度においても[[エンジン]]がある程度の性能を発揮可能とすることを目的に、[[第二次世界大戦]]頃の[[レシプロ>レシプロエンジン]]航空機の多くに装備されていた。~


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS