【ジョリーグリーンジャイアント】(じょりーぐりーんじゃいあんと)

ベトナム戦争において、捜索救難(SAR)及び戦闘捜索救難(CSAR)などのミッションに従事していたアメリカ空軍ヘリコプター、及びそのクルーを指す愛称。
ジョリーグリーン(ジャイアント)は、この戦争に参戦していたアメリカ軍・南ベトナム軍(及び両国軍と同じ陣営で参戦していた各国軍)全将兵からの尊敬の対象であった。

これは戦闘捜索救難任務自体の困難さもさることながら、ベトナム戦争自体が、アメリカによる正式な宣戦布告がなされない状態で開戦した戦争であったため、万が一、友軍の航空機乗員が戦闘中に撃墜されて共産軍の捕虜となった場合、彼らが北ベトナム政府により「戦争犯罪人」とみなされ、ハーグ陸戦条約ジュネーブ条約等の戦時国際法にのっとった「戦時捕虜」としての扱いを受けることが出来ないとされていたためでもある。

関連:サンディ HH-53


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