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【シングルローター】 †
回転翼機において、メインローターを一組のみ装備する形式。
ローターが多いと重量が増加し、抗力増大の原因にもなるため、回転翼機のほとんどはこの方式である。
ヘリコプターの場合はメインローターの発生する反作用トルクを相殺する必要があるため、テイルローターと呼ばれる小さなローターと組み合わせて用いるのが一般的である。
この方法はシコルスキー社の設立者であるイーゴル・シコルスキー?によって発明され、これによってヘリコプターの設計自由度は大幅に向上した。
(ノーターと呼ばれる、テイルローターを用いない方式も存在する)
シングルローターの実用化において画期的だったのは、回転面の左右におけるローターピッチの制御である。
機体の速度を上げるとローターは左右のブレードで対気速度に差が出てくるため、揚力が偏ってしまう。
従来の機体はローターを偶数面持ち*1、互いの回転方向を逆にすることで釣り合いを取っていた。
シコルスキーは機体の速度が上がるにつれ、対気速度の速くなる側のピッチを浅くし、遅くなる側のピッチを深くすることで、揚力の偏りを改善した。
これにより、ツインローター?でなくとも揚力の偏りでロールしてしまう現象を防げるようになった。
関連:タンデムローター