【シリアルナンバー】(しりあるなんばー)

航空機に付与される登録番号のことで、軍用機と民間機でナンバーの記し方が大きく異なる。
大抵は、コックピット付近・垂直尾翼・主翼に記されている。

  1. 民間機
    民間機は、頭に登録されている国を表す英語1,2文字と、その国の区分に基づく数字と英語の組み合わせ4,5文字で表される。
    例として日本にある4発ジェット機ならば、日本を表す「JA」と区分に基づく8000番台の番号を組み合わせて「JA8000」と表記することが出来る



  2. 軍用機
    軍用機の場合は各国によって異なり、防衛機密が関わってくるので全ての説明は不可能だが、世界中で見ることが出来るアメリカ空軍・アメリカ海軍のナンバー付与法は以下の通り。

  • アメリカ空軍付与法
    同空軍のシリアルは !!−##### で表されており、
    !!に入るのは、その機体を発注した会計年度の下二桁。そして#####に入るのはその年度の何番目かを示す、通し番号である。
    よって88年度の465番目に発注した機体には、88-00465という番号が与えられる。
    serialusaf.jpg

  • アメリカ海軍付与法
    同海軍のシリアルナンバーは「ビューロナンバー」と呼ばれるものである。
    その付与の方法は、機種・会計年度等に関係なく、納入された順に通し番号を付けていく方式。
    その数は、2004年現在で165,000番を突破しており、現用機では150,000番台と160,000番台の機体を見ることが可能である。

    なおアメリカ海兵隊もビューロナンバーで付与されている。

    bureau.jpg

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