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*&ruby(しぐなす){【シグナス】}; [#z3a3736d]
Cygnus(白鳥座)(原義).~

**日本国政府専用機のコールサイン [#we0cca8d]
[[航空自衛隊]]が運用する、日本国政府専用機の[[コールサイン]]。~
[[航空自衛隊]]が運用する、[[日本国政府専用機>B777-3SBER]]の[[コールサイン]]。~
「CYGNS」と表記されることもある。~
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ただし、これが使用されるのは訓練や[[回送(フェリー)>回航]]時で、実際の要人輸送などに使われる時は、以下の通り別のコールサインが用いられる。

***これまで政府専用機に使われたコールサインの一覧 [#r08a2604]
::''Japanese Air Force(JF) 001/002''|通常の任務飛行で使用されるもの。&br;「001」は主務機([[機体番号>機体記号]]80-1111)、「002」は副務機([[機体番号>機体記号]]80-1112)が使用する((通常は主務機・副務機がセットで用いられ、主務機から30分程度の間隔をあけて副務機が後を追う。))。&br;「Japanese Air Force」は「JF」と略されることもある((ただし、民間機のように「JF」が航空会社コードとなっているわけではない。&br;  なお、公式に「JF」を航空会社コードとして用いているのはタイの「ジェットアジア・エアウェイズ」である。))。
::''Japanese Air Force 701''|2013年1月、アルジェリア人質事件の邦人救出任務で[[20-1102機>B747-47C]]が使用したもの。
::''Japanese Air Force 901''|2013年4月〜6月にかけて、皇太子殿下が欧州を御訪問された際に[[20-1101機>B747-47C]]が使用したもの((同年4月28日〜5月3日、オランダのウィレム・アレクサンダー国王の即位式典に皇太子妃殿下と共に御出席された際の任務飛行、及び6月10日〜16日、日西交流400年記念式典に御出席された際のスペインへの任務飛行。))。
::''Japanese Air Force 901''|2013年4月〜6月にかけて、皇太子殿下(当時)が欧州を御訪問された際に[[20-1101機>B747-47C]]が使用したもの((同年4月28日〜5月3日、オランダのウィレム・アレクサンダー国王の即位式典に皇太子妃殿下(当時)と共に御出席された際の任務飛行、及び6月10日〜16日、日西交流400年記念式典に御出席された際のスペインへの任務飛行。))。
::''Japan Air Force 1101/Japanese Air Force 1101''|1993年2月、[[B747-47C]]の初の任務飛行((同年2月11日〜14日に、当時の渡辺美智雄外務大臣をワシントンDCへ輸送した任務。))で20-1101機が使用したもの((往路は「Japan Air Force」、復路は「Japanese Air Force」。))。
::''Cygnus 01/02''|訓練や回航の際に使用するもの。
::''PLANETA''((スペイン語やポルトガル語で「惑星」という意味。))|訓練で使用されたことがあり。

**無人宇宙船 [#oed5d310]
[[アメリカ航空宇宙局>NASA]]の「商業軌道輸送サービス」契約に則り、オービタル・サイエンシズ社が開発・運用する、国際宇宙ステーションへの物資補給を目的とした[[無人宇宙補給機>宇宙船]]。~
2013年9月に同社の「アンタレス」ロケットにより1号機の打ち上げが成功し、国際宇宙ステーションへ接続された。~
~
機体はサービスモジュールと与圧貨物モジュールの2つで構成される。~
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現在までに、試験機1機と実用機5機が打ち上げられている((このうち、2014年10月に打ち上げられた実用3号機はアンタレスロケットの爆発により軌道投入失敗。))。~
***主要諸元 [#waaa8525]
|>|CENTER:''サービスモジュール(SM)''|
|寸法|直径3.1m×2.3m|
|全備質量|1.8t|
|電源|固定型ヒ化ガリウム(GaAs)トリプルジャンクション太陽電池パドル&br;(実用4号機 (CRS 4) からはATK社製UltraFlex円形太陽電池パネルに切り替え)|
|発生電力|3.5kW(初期型)|
|メイン[[エンジン]]|[[IHI]]社製BT-4 2液式[[ロケットエンジン]]([[推力]]445N)|
|[[スラスタ>姿勢制御装置]]|Aerojet Rocketdyne社製MR-106Mヒドラジンスラスタ×32基|
|[[推進剤>燃料]]|四酸化二窒素(MON-3)/ヒドラジン(N2H4)|
|[[バッテリー>電池]]|GSユアサ社製LSE190リチウムイオン電池|
|その他機能|PROXシステム(三菱電機製)|
|>|CENTER:''与圧貨物モジュール(PCM)''|
|開発・製造社|タレス・アレーニア・スペース|
|寸法|直径3.1m×3.8m|
|全備質量|3,500kg|
|[[ペイロード]]|2,000kg(実用4号機からは2,700kgに能力拡張)|
***打ち上げ実績 [#je6275f6]
|CENTER:打ち上げ日|CENTER:ミッション名|CENTER:積載物|CENTER:成否|CENTER:備考|
|2013/09/18|シグナス Orb-D1&br;(COTS実証飛行)|ISS補給物資など&br;(700kg)|成功|シグナスの初打上げならびに&br;ISSに初の結合|
|2014/01/04|シグナス CRS Orb-1&br;(実用補給フライト1)|ISS補給物資や実験装置など&br;(1,260kg)((33機のCubeSatも運搬。))|~|シグナス初のISSへの商業補給&br;サービス&br;(CRS((Commercial Resupply Services.)))|
|2014/07/13|シグナス CRS Orb-2&br;(実用補給フライト2)|ISS補給物資や実験装置など&br;(1,664kg)((32機のCubeSatも運搬。))|~||
|2014/10/29&br;7時22分(JST)&br;(2014/10/28 18時22分&br;(米東部夏時間))|シグナス CRS Orb-3&br;(補給フライト3:Orb-3)|水や食料、実験機器&br;(2,290kg)((29機のCubeSat、千葉工大の流星観測カメラ「メテオ」なども運搬。))|失敗|ロケット本体の爆発により、&br;軌道投入失敗|
|2015/12/06|シグナス CRS OA-4&br;(補給フライト4:OA-4)|水や食料、実験機器等&br;(3,349kg)|成功|シグナス拡張型の初打ち上げ&br;アトラスVロケットで打ち上げられた|
|2016/03/23|シグナス CRS OA-6&br;(補給フライト6:OA-6)|水や食料、実験機器等&br;(3,513kg)|~|シグナス拡張型&br;アトラス Vロケットでの&br;二度目の打ち上げ|
|2016/10/17|シグナス CRS OA-5&br;(補給フライト5:OA-5)|水や食料、実験機器等&br;(4,900kg)|~|シグナス拡張型&br;改良型アンタレスロケットでの&br;初打ち上げ|
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