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【シーウルフ】
- 1990年代に就役した米海軍の原子力潜水艦。現行潜水艦の中では最強と呼び名も高い。
冷戦期に就役したソ連のSSNアクラ?級は米海軍の主力SSNであったロサンゼルス級よりも静音性に優れていた。それに対抗すべく建造されたのがSSN-21シーウルフ級であった。
本級はソ連のアクラ?をあらゆる面で上回ることを目的に開発・建造が行われたため他に類を見ないスーパー原潜となってしまった。その分建造費も高額で合計建造は3隻で打ち切られてしまった。
なお、3番艦のジミー・カーターはSEAL支援用に再設計されてこのほど完成している。
「シーウルフ」型主要諸元
基準排水量 8,060t 水中排水量 9,142t 全長 107.6m 全幅 12.9m 喫水 10.9m 船型 HY-100スチール製、葉巻型・単穀式(最大600mまで潜航可能) 主機関 S6W加圧水型原子炉1基、蒸気タービン2機、1軸ポンプジェット（旋回スタスター付） 出力 45500ps 最高速力 25kt(水上) 39kt(水中) 定員 士官12名、下士官101名 主要兵装 660mm水中発射管×8門 魚雷ミサイルを50発又は機雷100発
同型艦：コネチカット、ジミー･カーター
- SSN-575シーウルフ級
米海軍が2番目に建造した原子力潜水艦。1956年に主機の原子炉に使用されていた熱伝導材の液体ナトリウムが漏れ7名が被爆する米海軍初の原子力潜水艦における放射能漏れ事故が発生している。なお、1960年に加圧水型原子炉に変更されている。
