【サブマリナー】(さぶまりなー)

Submariner.
海軍において、潜水艦内で勤務する将兵のこと。
徽章としてイルカをあしらった「ドルフィンマーク」を身につける場合が多い。

潜水艦はその性質上*1、他の艦艇に比べても極めて過酷な生活環境である。
そのため、勤務する将兵には通常の水夫に求められる資質に加えて、さらに以下の資質も求められる。

  • 通常の軍艦よりもさらに空間が限られた狭苦しい環境でも、長期間耐えられる事。
    閉所恐怖症が論外なのはもちろん、昼夜の感覚がなくなるような状況での自己管理能力も問われる。
  • 日常的に業務をこなしつつ、長期間に渡って大きな音を出さずにいられる事。
    艦内でよく響くような音を出した場合、騒音を敵のソナーに捕捉される恐れがある。
  • 機密性の高い任務に関わる上でのスパイ対策も含めたセキュリティ・クリアランス。

こうしたことから、その養成は厳重な適性試験を伴う過酷なものであり、採用率の低さは空母に勤務するエビエーターにも匹敵するという。


*1 母港を出港後すぐに潜航し、帰港するまで何ヶ月間も浮上しないことが普通だという(特に戦略潜水艦)。

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