【サイバーテロ】(さいばーてろ)

正規軍ではなく一般市民レベルで行われる、他国、もしくは自国の政府・企業などのコンピュータシステムやネットワークに対し行われる破壊工作のこと。

「コンピュータに不正な挙動*1を行わせるプログラムの作成・配布」
「ネットワークやOS、アプリケーションソフトの欠陥などを悪用したサーバデータの不正取得・Webサイトの改ざん」
「短時間に目標とするサーバへのアクセスを人為的に集中させて機能停止(サーバダウン)に追い込む」
などの手口が存在する。

特に3番目の「人為的なアクセス集中によるサーバダウン」は、データの再読み込みを行う「F5」キー*2を押し続けるなど、特に知識を必要とせず容易に行う事ができる(これをF5アタックなどと呼称する事がある)が、近年ではコンピュータ技術の発達に伴い、余程大規模かつ組織的に行わない限り、サーバが完全にダウンする事はなくなっている。

他国から行われている場合、事実上取り締まりが不可能であるため極めて対策が難しい。

近年、国家の軍関係機関に対するサイバーテロは激化の一途を辿っており、機密情報の漏えい防止や有事の際のインフラに対するサイバーテロの阻止対策は急務となっている。 これに先立ち、アメリカはサイバー戦争専門部隊を発足させ、2011年6月にはサイバー攻撃を戦争行為とみなし、軍事力による報復もあり得ると発表している。


*1 情報の流出・消去・改ざんや使用者の意図しないシステム停止など。
*2 標準的なパソコンの設定では「F5」のキーにこの機能が割り付けられている

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