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*&ruby(さいどすてぃっく){【サイドスティック】}; *&ruby(さいどすてぃっく){【サイドスティック】}; [#ie0dbea3] Sidestick.~ 通常[[パイロット]]の手前に存在する[[操縦桿]]を、左右どちらかに設置したもの。~ 機械的に動く範囲が狭いため省スペース、省重量となっている。 [[フライバイワイヤー]]がこれを実現した。~ ~ 最新鋭の[[戦闘機]]に多く見られ、[[エアバスインダストリー]]社の[[A320]]以降の[[旅客機]]にも採用された。~ [[航空機]]の操縦システムの一種。~ いわゆる[[操縦桿]]だが、棹を[[コックピット]]側面に設置するのが特徴。~ ~ ただし、従来の[[操縦桿]]や[[操縦輪]]からの移行に訓練が必要な事と、~ 万が一片腕を負傷した場合に操縦が出来なくなるという致命的な問題があり、[[ボーイング]]社製造の[[航空機]]などはこれを採用していない。~ 機械的に直結させるには無理のある配置であり、[[フライバイワイヤー]]を必須とする。~ ただし[[フライバイワイヤー]]の[[航空機]]全てがサイドスティックではなく、あえて用いられない事も多い。~ 基本的には[[戦闘機]]を想定した設計だが、スケールメリットなどの都合で[[旅客機]]に導入された例もある。~ ~ 関連:[[HOTAS]]~ [[パイロット>エビエーター]]の股の間に置く機械的な[[操縦桿]]や[[操縦輪]]と比べて可動範囲が狭く、軽量・省スペースである事が利点。~ ~ 一方、着座してシートベルトを締めた状態から逆側の腕でサイドスティックを操作するのは非常に困難。~ このため、負傷などで片腕が麻痺するとほぼ操縦不能に陥る。~ ~ また、操作感覚が激変するため、サイドスティックでない機種から転換した場合に混乱を招く事も指摘されている。~ ~ 関連:[[HOTAS]] [[操縦輪]] [[サイドバイサイド]] #ref(sidestick.jpg);