【コールサイン】(こーるさいん)

callsign.

無線通信において「無線局」を識別するために割り振られる、他と重複しない一意の符号
各国ごとに政府機関が管理局が設けて登録制度を運用するのが一般的。

「無線局」は、法令上では通信機器そのものと定義されているが、実務上では通信機器を収容するプラットフォームを指す。
たとえば放送局、交通管制施設、航空機などが固有のコールサインを持つ。
運用実態を事前に把握するのが困難な場合、所有する人間ごとに固有のコールサインを割り振る場合もある。
各種通信サービスも料金請求などに際してコールサインで顧客を識別する。
原則として、コールサインで管制されるのは通信する人間であって、無線機そのものではない。

コールサインを偽る必要がある場合、同じ無線局に複数のコールサインを与えるのが一般的。
たとえば、軍隊では敵のELINTに解析されるのを防ぐため、同じ無線局が状況に応じて複数のコールサインを使い分ける。
ひとつの作戦の間のみ有効な使い捨てのコールサインが用意・通達される事もある。

関連:TACネーム


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