【グリペン】(ぐりぺん)

JAS39 Gripen.
スウェーデンのサーブ社が中心となって結成されたJASグループにより、ドラケン及びビゲンの後継として設計されたマルチロールファイター

同世代の戦闘機に比較してみると、保守的な設計と小型がゆえに搭載力こそ小さいが、高いSTOL能力と整備性を持ち、初期・運用経費などが他の戦闘機のおよそ1/2〜3/4程度に抑えられるとしている。

上記のような特徴を持つためグリペンに興味を寄せている国は非常に多く、現在のところ配備国はスウェーデン軍?のみだが、売り込みも活発に行われており、いくつかの国が採用を既に決定している。また最近ではプローブアンドドローグ空中給油装置の追加やデータリンクおよびIFFなどを換装したNATO?標準仕様のJAS39C/Dが実用化されており、さらには推力を増したF414エンジンや、アビオニクスを強化したグリペンNGの開発も行われている。

過去にはアクティブフェイズドアレイレーダーIRST曳航式デコイコンフォーマルタンクなどを追加し、殆ど別の機と言っても過言では無い"SUPER-GRIPEN"が計画されていた。


バリエーション

JAS39A:初期量産単座型。 JAS39B:機銃を持たない転換訓練用複座型。SKとも呼称される。
JAS39C:単座型にGPS端末を装備するなどA型の電子装置を改良したもの。また、国外運用およびNATO軍との連携を考慮しプローブアンドドローグ方式の空中給油装置を追加装備している。
JAS39D:C型同等の改良を施した複座型。
グリペンDemo:複座型をベースに2008年4月23日にロールアウトしたグリペンNGの先行試験機。同5月27日に初飛行した。これは既存のグリペンC/DのエンジンをRM12(F404改)からF414Gに、レーダーをエリクソン社製PS-05/Aからタレスと共同開発したAESAに換装。
さらに主脚を再設計し、格納位置を胴体部分から主翼付け根部分に移動させる事でエアフレームを流用したまま40%の燃料搭載量の大幅な増加を図ったもの。また主脚の格納方式の変更に伴い、胴体下のハードポイント数が1個から2個に増加している。
グリペンNG(next generation):C/D型にさらなる近代化を施したもの。

スペックデータ

全長:14.1m/14.8m(B型)
全幅:8.4m
全高:4.5m
主翼面積:56.5
空虚重量:6,620kg
最大離陸重量:8,500kg(クリーン時)/13,000kg(兵装最大時)
戦闘航続距離:約800km
実用上昇限度:20,000m
航続距離:1,620nm(増槽使用時)
戦闘行動半径:432nm
最高速度:Mach2.0
エンジン:ボルボ・フリーグモーター社製 RM12ターボファンエンジン(ゼネラル・エレクトリック F404がベース、推力54kN/80.5kN(A/B使用時))×1基
乗員:1名(B/D型は2名)
武装
固定武装:マウザーBK2727mm機関砲1門
兵装
翼端にRb74AAM2発、翼下4箇所の武装搭載点Rb99、Rbs15FASMRb75、DWS39ディスペンサー兵器、通常爆弾、ロケット弾ポッド等、最大5,300kgの兵装を搭載可能。

主な採用国

南アフリカ共和国(チーターC/D?の代替)
ハンガリー(MiG-29A/UBの代替として14機リース)
チェコ(MiG-21MF/MFN/UMの代替で24機購入、2005年8月に機体納入完了)
タイ王国(F-5の代替として12機購入予定)
イギリス(テスト・パイロット学校での練習機として採用)
スイス(F-5E/Fの代替で30機前後の導入を検討中)
参照 http://sukhoi.s7.xrea.com/gripen/ http://www.gripen.com/en/index.htm


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