【グラスコックピット】(ぐらすこっくぴっと)

Glass cockpit.

計器類を電子画面(古くはブラウン管、近年は液晶ディスプレイ)につなぎ、画面表示として情報を表示する事。

グラスコックピット実現以前の計器は、時計型のアナログメーターなどをコックピット内に大量に配置するものだった。
これに対し、電子画面は画面を切り替える事で表示を簡略化でき、状況確認に必要な思考時間が削減される。
また、アナログメーターを廃する事で個々の計器の構造も簡略化され、保守点検に必要な工数も削減される。
特に大型機ではこの利点が顕著で、確認の手間が省かれたがゆえに航空機関士を搭乗させる必要がなくなるほどだった。

現在の新型機は旅客機から戦闘機をはじめ、ヘリコプター、小型機に至るまで、殆どグラスコックピットを採用している。

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F-16C Block60


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