【クリップ】 †
- 銃の装填補助具の一種。後述のものと区別してストリッパークリップとも呼ぶ。
第二次世界大戦中、歩兵の用いたボルトアクションライフルや一部の拳銃*1に用いられた他、現在でも箱形弾倉用のクリップが使われている*2。
排莢口上面の溝に差し込んで固定し、薬莢?のリムを挟んで纏められた5発前後の弾を、上から指で押しこんで装填する。*3
- M1ガランド用のエンブロッククリップ。
弾薬とともに装填され、全弾撃ちきってから排出される*4点がストリッパークリップとの相違。
8発未満ではクリップが弾薬をしっかり保持しないのが難点。
- 回転式拳銃で使われる、円形の装填補助具。
弾薬をシリンダーに収まったのと同じ配置にまとめ、開いたシリンダーに突っ込めばフル装填することができる。
6発纏められる円形のフルムーンクリップ、3発纏められる半円形のハーフムーンクリップがある。
- 箱形弾倉そのものをクリップと呼ぶ場合もある。
*1 C96やシュタイアM1911といった、極一部のモデルに限られる。
*2 弾倉上部にあてがい、指で押しこむ。
M14では、排莢口上面から他のボルトアクションライフルの様に5発のクリップで装填出来る。
*3 空のクリップは、手で引き抜くか、ブリーチ前進時に弾き飛ばされる。
*4 一応途中で排出することもできるが、その際は撃った分の弾をどこかで調達してきて、それと一緒に込めないと使用できなかった。