• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(きゃのぴー){【キャノピー】}; [#o941e5d6]
Canopy~
&ruby(てんがい){天蓋};。~
+[[戦闘機]]・[[攻撃機]]や[[曲技機]]などで、[[パイロット]]の広い視界を確保するため、[[コックピット]]の上半分を覆うようにつくられた大きな窓。~
[[風防]](ウィンドシールド)とは別の部品だが、同一視されることもある。[[F-16]]や[[F-22]]などのようにキャノピーと[[風防]]とが完全に一体化して、区別不能なものも存在する。~
キャノピーを備える機種では、乗員はほとんどの場合キャノピーを開いて乗降する。開く際のヒンジは大抵側方あるいは後方に備えられるが、[[MiG-21]]初期型や[[F-35]]などヒンジを前方に備えられるものも少数ながら存在する。[[Su-32>Su-27]]のように別途乗降口が設けられるものも希に存在する。~
かつての[[レシプロ>レシプロエンジン]]機の場合はキャノピーがスライド開閉するものが多く、飛行中でも開閉することができたが、現代の[[飛行機]]でスライドするものは[[ハリアー]]などごく少数である。~
初期のものはガラスを継ぎ合わせて造られたが、やがて軽くて丈夫なアクリル樹脂などで成型されるようになった。~
しかしそれでも[[バードストライク]]の際には破砕してしまい、[[パイロット]]を守るには不十分な場合があった。~
近年では[[バードストライク]]に耐えるべく、軽さ・強度・柔軟性を兼ね備えたポリカーボネート製のものが増えつつある。((ポリカーボネートは紫外線や薬品等に弱いため、コーティングなどの保護技術が発達することで[[航空機]]にも用いられるようになった))~
+[[戦闘機]]、[[攻撃機]]、[[曲技機]]などの[[コックピット]]上部を覆う大きな窓。~
[[パイロット]]の広い視界を確保するために透明である必要があり、他の部品より弱い素材を使わざるを得ない。~
初期にはガラスを継ぎ合わせて造られたが、やがて軽くて丈夫なアクリル樹脂などで成型されるようになった。~
しかしどちらも[[バードストライク]]の際には破砕してしまい、[[パイロット]]を守るに十分ではない。~
近年では[[バードストライク]]に耐える強度と軽さ・柔軟性を兼ね備えたポリカーボネート製の天蓋が増えつつある。((ポリカーボネートは紫外線や薬品等に弱いため、コーティングなどの保護技術が発達することで[[航空機]]にも用いられるようになった))~
~
[[風防]]とは別の部品だが、同一視される事もあり、[[F-16]]や[[F-22]]のようにキャノピーと[[風防]]が一体化している場合もある。~
大抵は搭乗用の扉も兼ねていて、乗員は梯子などでコックピット上部に登ってからキャノピーを開いて乗降する(([[Su-32>Su-27]]のように別途乗降口が設けられるものも希に存在する。))。~
側方か後方に蝶番を取り付けて開閉するのが一般的だが、[[MiG-21]]初期型や[[F-35]]など前方に蝶番を備える場合もある。~
~
[[レシプロ>レシプロエンジン]]機ではキャノピーをスライドさせて開閉するものが多く、飛行中でも開閉する事ができた。~
これは脱出時に手動で開く必要があったためで、[[射出座席]]の普及後もスライドする仕様を採用する[[航空機]]は[[ハリアー]]など少数に留まっている。~
~
関連:[[フォルスキャノピー]] [[デトネーションコード]] [[バブルキャノピー]] [[マルコムキャノピー]] [[密閉式風防]]~
~
+[[落下傘]]における、傘の部分を特にこう呼ぶ場合がある。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS