【ガンポッド】(がんぽっど)

機関銃機関砲一式とその弾薬を内蔵したポッド
主に固定武装のない機体や、機体内の携行弾数が少ない機体が装備する。

大きく分けて二種類あり、パイロンを介して搭載される汎用型と、ガンパックとも呼ばれる胴体などに半固定式で搭載される専用型がある。
欠点としては固定武装と違い、機外への装備という形態から発射時に機のトリムを変化させてしまうため命中精度に劣り、また外装であるがゆえに空気抵抗を増加させてしまうこと。
またパイロンを占有してしまうガンポッドは、当然ではあるが機外装備量の制約に繋がる。

第二次世界大戦中にはドイツ空軍が火力増強を目的として*1Bf109の翼下にガンポッドを装備させた。

"Waffenbehälter*2"や"Waffenträger*3"などと呼ばれ、小はMG81 7.92mm機関銃から、大は75mm対戦車砲を改造した"Bordkanone"というシリーズまであった。

ベトナム戦争中にはF-4C/D及びG/J/N/S型(海軍型)がしばしばM61A1?を内蔵したSUU-16/AやSUU-23/Aガンポッドを搭載していた。
また、専用型としてはハリアーホーク?に搭載されるものが有名である。

主なガンポッド


*1 主に爆撃機迎撃のため。
*2 weapon container:兵器コンテナの意。
*3 weapon carrier:兵器運搬器の意。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS