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*&ruby(かったーぼーと){【カッターボート】}; [#o43e2856]
Cutter Boat.~
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船舶((特に[[艦艇]]の甲板上に搭載され、救命艇や連絡艇として用いられるものは「端艇」「短艇」(読みはいずれも「たんてい」)と呼ばれる。))に搭載される大型の手漕ぎボート。~
省略して「カッター」と呼ばれることも多い。~
>[[アメリカ沿岸警備隊]]では、日本の「巡視船」にあたる警備用船舶を「カッター」と呼んでいる。
Cutter Boat.

動力として人力(オール((大型のものでは、一本のオールに複数人の漕ぎ手が付くこともある。))を漕いで進ませる)を用いることが主であるが、マストや帆を備えているものは風力(帆走)を用いることもできる。~
主に船舶同士や陸上との連絡、物資の小運搬、遭難者の救助、緊急時の脱出に用いられ、目立つように白色に塗られていることが多い。~
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救命艇の主体が動力船となった現在でも、[[海上自衛隊]]((「支援船」の一種として保有している。))、[[防衛大学校]]、海上保安大学校、商船・水産大学、船員養成学校、水産高校などに備え付けられ、訓練が行われている。~
また、定期的に競技会も行われている。~
>日本語(和製英語)では「[[カッター>カッター(船)]]」と略される事が多いが、この省略は元の文意を損なっている。~
英語の Cutter は沿岸警備船や帆船なども含まれ、Cutter boatと明記しなければ意味が通らない。

**9mカッター [#ga9d71f6]
上記の訓練や競技会で用いられるカッターボートは、大部分が「9mカッター」と呼ばれているものである。~
これは全長9m、全幅2.45m、深さ0.83m、[[排水量]]1.5トン、定員45名(実質は漕ぎ手12名と艇指揮1名、艇長1名の14名で運用する)の手漕ぎの船である。
連絡・[[瀬取り]]・救助・緊急脱出などのために大型船舶に搭載されるボート。~
日本語では「短艇」「端艇」(たんてい)、あるいは用途によって「救命艇」「連絡艇」「[[内火艇]]」などとも呼ぶ。~
>1930年代頃までは「艦載[[水雷艇]]」もこの役目に割り当てられていた。

人力(オール)で漕ぐ事を前提とするが、常用される場合は[[内燃機関]]を取り付けたモーターボートである場合も多い。


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