【カッターボート】(かったーぼーと)

Cutter Boat.

船舶*1に搭載される大型の手漕ぎボート。
省略して「カッター」と呼ばれることも多い。

アメリカ沿岸警備隊では、日本の「巡視船」にあたる警備用船舶を「カッター」と呼んでいる。

動力として人力(オール*2を漕いで進ませる)を用いることが主であるが、マストや帆を備えているものは風力(帆走)を用いることもできる。
主に船舶同士や陸上との連絡、物資の小運搬、遭難者の救助、緊急時の脱出に用いられ、目立つように白色に塗られていることが多い。

救命艇の主体が動力船となった現在でも、海上自衛隊防衛大学校、海上保安大学校、商船・水産大学、船員養成学校などで訓練が行われている。


*1 特に艦艇の甲板上に搭載され、救命艇や連絡艇として用いられるものは「端艇」「短艇」と呼ばれる。
*2 大型のものでは、一本のオールに複数人の漕ぎ手が付くこともある。

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