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*&ruby(えんたーぷらいず){【エンタープライズ】}; [#p59b5dcf]
enterprise~
事業や冒険心などを意味する抽象名詞で、[[艦艇]]などの名称としてたびたび用いられる。~
enterprise.~
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「事業」や「冒険心」などを意味する抽象名詞で、[[艦艇]]などの名称としてたびたび用いられる。~
本項目では、アメリカにおける代表的な例を挙げる。~
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+CV-6 USS Enterprise~
[[ヨークタウン級>ヨークタウン]][[航空母艦]]の2番艦。「ビッグE」の愛称で呼ばれることもある。~
**CV-6 USS Enterprise(後にCVS-6) [#f3b92478]
[[ヨークタウン級>ヨークタウン]][[航空母艦]]の2番艦。「ビッグE」の愛称で呼ばれることもある((他に「ラッキーE」、「グレイゴースト」、「ギャロッピングゴースト」の愛称がある。))。~
3隻建造された[[ヨークタウン級>ヨークタウン]]の中で、唯一[[太平洋戦争]]中の撃沈を免れた艦である。~
[[日本軍]]からの攻撃で十数回の損傷を被ったがその度に修理を施し、終戦までに日本の[[艦艇]]を70隻以上沈めたといわれる。~
太平洋戦争中の主要な海戦のほぼ全てに参加し、[[日本軍]]からの攻撃で十数回の損傷を被ったがその度に修理を施し、終戦までに日本の[[艦艇]]を70隻以上沈めたといわれる。~
~
また、大戦中で最多の20の[[従軍星章>勲章]](バトルスター)を得たほか、空母として初めて大統領部隊感状を受賞、後に[[海軍>アメリカ海軍]][[部隊]]褒章も受賞し両方を受賞した唯一の艦艇となった。~
それ以外でもイギリス[[海軍]]から他国籍の[[海軍]][[艦艇]]として唯一、英国海軍本部ペナントを受章するなど、[[第二次世界大戦]]で最も[[勲章]]を受けた[[アメリカ海軍]]の軍艦となった。~
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|>|CENTER:''性能諸元''|
|艦名|エンタープライズ(CV-6 USS Enterprise)|
|艦種|ヨークタウン級航空母艦|
|起工|1934/07/16|
|進水|1936/10/03|
|就役|1938/05/12|
|退役|1947/02/17|
|解体|1960/05|
|造船所|ニューポート・ニューズ造船所(ヴァージニア州)((現ノースロップ・グラマン・ニューポート・ニューズ。))|
|[[排水量]]&br;([[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]])|19,800t/27,100t|
|全長|247m|
|全幅|35m(艦幅:25m)|
|吃水|8.5m|
|最大速力|34.6kt|
|機関|バブコック&ウィルコックス社製ボイラー×9基&br;パーソンズ式[[蒸気タービン]]×4基4軸推進(120,000馬力)|
|[[航続距離]]|10,400浬/15kt|
|艦載機|[[固定翼機]]:最大90機([[F4F]]/[[F6F]]/[[F4U]]/[[SBD]]/[[SB2C]]/[[TBD]]/[[TBF]]など)|
|乗員|士官/兵員2,919名|
|武装|Mk.12 38口径5インチ単装砲×8門(1943年撤去)&br;75口径1.1インチ機関砲×4連装4基&br;[[ブローニングM2 12.7mm機関銃>ブローニングM2]]×22基&br;エリコン 20mm機関砲×30基(1943年設置)&br;ボフォース40mm機関砲×4連装4基(1942年10月)|
|レーダー|CXAM-1|
|設備|[[エレベーター]]×3基&br;[[カタパルト]]×3基(飛行甲板×2基 格納庫×1基)|
|母港|サンディエゴ(カリフォルニア州)|
|造船所|[[ニューポート・ニューズ]]造船所(ヴァージニア州)((現:[[ノースロップ・グラマン・ニューポート・ニューズ>ニューポート・ニューズ]]。))|
|設計排水量|20,000t|
|[[基準排水量]]&br;(建造時/改装後(1943年))|19,800t/21,000t|
|[[満載排水量]]&br;(建造時/改装後(1943年))|25,500t/32,060t|
|全長&br;(建造/改装後(1943年))|251.38m/252.19m|
|水線長|234.69m|
|全幅&br;(建造/改装後(1943年))|33.37m/34.87m|
|水線幅|25.32m|
|[[喫水]]&br;(建造時/改装後(1943年))|7.45m/8.51m|
|飛行甲板|全長:248.07m&br;全幅:29.73m|
|主缶|バブコック&ウィルコックス社製重油専燃ボイラー×9基|
|主機|パーソンズ式[[蒸気タービン]]×4基 4軸推進|
|出力|設計:120,000馬力&br;公試:120,517馬力|
|速力|設計:32.5[[ノット]]&br;公試:33.65ノット|
|[[航続距離]]|12,500[[海里]]/15[[kt>ノット]]|
|乗員|[[士官]]/[[兵員>兵卒]]2,279名([[士官]]:49名、艦船:1,519名、[[航空>エビエーター]]:711名)&br;[[士官]]/[[兵員>兵卒]]2,919名(ピーク)|
|[[艦載機]]((露天駐機を含む。))|[[固定翼機]]:80〜90機 最大98機&br;[[F4F]]/[[F6F]]/[[F4U]]/[[SBD]]/[[SB2C]]/[[TBD]]/[[TBF]]など|
|[[レーダー]]|CXAM-1 2次元レーダー|
|設備|[[エレベーター]]×3基&br;[[カタパルト]]×2基([[飛行甲板]])|
|[[装甲]]|舷側:102mm&br;甲板:38mm&br;司令塔:102mm|
|母港|サンディエゴ(カリフォルニア州)|
|>|CENTER:武装|
|建造〜|Mk.12 38口径5インチ(127mm)単装砲×8基&br;75口径1.1インチ(28mm)機銃×16門(4連装×4基)&br;[[ブローニングM2 12.7mm単装機銃>ブローニングM2]]×24基|
|1942年 4月〜|5インチ単装砲×8基&br;28mm機銃×16門(4連装×4基)&br;エリコン FF 20mm単装機銃×30基|
|1942年 6月〜|5インチ単装砲×8基&br;28mm機銃×20門(4連装×5基)&br;20mm単装機銃×32基|
|1942年 9月〜|5インチ単装砲×8基&br;ボフォース 40mm機銃×16門(4連装×4基)&br;28mm機銃×4門(4連装×1基)&br;20mm単装機銃×44基|
|1943年 10月〜|5インチ単装砲×8基&br;40mm機銃×40門(4連装×6基、連装×8基)&br;20mm単装機銃×50基|
|1945年9月〜47年2月|5インチ単装砲×8基&br;40mm機銃×54門(連装×5基、4連装×11基)&br;20mm単装機銃×16基|
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+CVAN-65 USS Enterprise(後にCVN-65)~
世界初の[[原子力空母]]。上記1.の艦と同様に「ビッグE」と呼ばれることがある。~
**CVAN-65 USS Enterprise(後にCVN-65) [#kbfa84be]
世界初の[[原子力空母]]。上記のCV-6と同様に「ビッグE」と呼ばれることがある。~
[[キティホーク]]級の船体設計をもとに、8基のA2W型[[加圧水型原子炉]]を搭載して建造された。~
化石燃料による[[蒸気タービン]]推進では成し得なかった長大な航続能力と加速力を実現し、原子力艦船のメリットを証明した。~
しかし、8基もの[[原子炉]]を搭載する本艦は[[コスト・パフォーマンス]]が非常に悪く、同型艦が建造されることはなかった。~
このため、続く[[ニミッツ級>ニミッツ(航空母艦)]]では、大型化した[[原子炉]]を2基搭載した。~
~
当初は艦橋の周囲にSCANFAR[[フェイズドアレイレーダー]]システム((AN/SPS-32監視レーダーおよびAN/SPS-33追尾レーダーから成る。このシステムを搭載したのは本艦と原子力巡洋艦[[ロングビーチ]]のみである。))を、艦橋の上に仏塔型の[[ECM]]ドームを搭載し、外観上の大きな特徴となっていたが、巨大で整備性も悪いため、1982年の改修時に撤去された。~
当初は艦橋の周囲に"SCANFAR"[[フェイズドアレイレーダー]]システム((AN/SPS-32監視レーダーおよびAN/SPS-33追尾レーダーから成る。このシステムを搭載したのは本艦と原子力[[巡洋艦]][[ロングビーチ]]のみである。))の電子走査アレイアンテナを固定装備し、艦橋上には「ウェブ」と称される[[ECM]]アンテナに囲まれた仏塔型構造物が設置され、外観上の大きな特徴となっていた。~
~
2009年に[[キティホーク]]が退役した後、本艦はアメリカ海軍最古参の現役軍艦となり「OLD NAVY JACK」の艦首旗((現在、この旗は[[原子力空母]]「[[ニミッツ>ニミッツ(航空母艦)]]」(1975年就役)に承継されている。))を掲げていた。~
2015年に予定されていた「[[ジェラルド・R・フォード]]」級航空母艦の就役まで現役にとどまることとなっていたが、方針の変更により、2012年12月1日付けで不活性化され、事実上の退役となった。~
今後は「原子力艦再利用プログラム」により、約3年かけて[[原子炉]]の廃炉処置及び撤去((撤去された原子炉は、ワシントン州ハンフォード・サイトで埋め立て処分される予定。))を行い((正式な除籍はこの一連の処置が完了した後になるという。))、その後、船体は解体される予定だという((「世界初の原子力空母」という点から、博物館船として保存することも検討されたが、原子炉を取り出す際に船体を切断せねばならないため、保存は断念された。))。~
しかし、SCANFARシステムは巨大で整備性も悪く信頼性に問題があったため、1982年の改修時に撤去され、代わりにAN/SPS-48 3次元レーダーおよびAN/SPS-49 2次元レーダーに換装された。~
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2009年に[[キティホーク]]が退役した後、本艦は[[アメリカ海軍]]最古参の現役軍艦となり「OLD NAVY JACK」の艦首旗((現在、この旗は[[原子力空母]]「[[ニミッツ>ニミッツ(航空母艦)]]」(1975年就役)に承継されている。))を掲げていた。~
2015年に予定されていた「[[ジェラルド・R・フォード]]」級航空母艦の就役まで現役にとどまることとなっていたが、方針の変更により、2012年12月1日付けで不活性化され、事実上の退役となった(書類上での除籍は2017年2月3日)。~
今後は「[[原子力艦再利用プログラム]]」により、[[原子炉]]の廃炉処置及び撤去を行い、その後、船体は解体される予定である((「世界初の原子力空母」という点から、博物館船として保存すべきとの意見もあるが、[[原子炉]]を取り出す際に船体を切断せねばならないため、船体丸ごとの保存は難しいという。&br;  なお、2024年現在、解体工事は止まっているという情報もある。))。~
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また、艦名の「エンタープライズ」は、現在開発中の[[ジェラルド・R・フォード級>ジェラルド・R・フォード]]航空母艦の3番艦(後述)に命名される予定だという。~
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|>|CENTER:''性能諸元''|
|艦名|エンタープライズ(CVAN/CVN-65 USS Enterprise)|
|艦種|エンタープライズ級原子力空母|
|起工|1958/02/04|
|進水|1960/09/24|
|就役|1961/11/25|
|退役|2012/12/01|
|造船所|ニューポートニューズ造船所(ヴァージニア州)|
|不活性化|2012/12/01|
|退役|2017/02/03|
|造船所|[[ニューポート・ニューズ]]造船所(ヴァージニア州)|
|[[排水量]]&br;([[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]])|75,700t/93,284t|
|全長|336m|
|全幅|76m(艦幅:40m)|
|吃水|10.7m|
|速度|33.6kt|
|機関|ウェスティングハウス A2W[[加圧水型原子炉]]×8基&br;[[蒸気タービン]]×4基 4軸推進(出力280,000hp)|
|乗員|士官/兵員4,600名|
|武装|[[RIM-116「RAM」>RAM]]21連装発射機×2基&br;Mk.29 8連装[[シースパロー>RIM-7]][[SAM>艦対空ミサイル]]発射機×3基&br;[[ファランクス]]20mm[[CIWS]]×2基|
|艦載機|[[固定翼機]]/[[回転翼機]]×84機|
|[[レーダー]]|[[AN/SPS-48]] 3次元対空捜索レーダー&br;[[AN/SPS-49]] 2次元対空捜索レーダー|
|[[電子戦]]・&br;対抗装備|[[AN/SLQ-32]] 統合電子戦装置&br;Mk.36 SRBOC [[チャフ]]・[[フレア]]発射システム|
|設備|[[蒸気カタパルト>カタパルト]]×4基|
|[[喫水]]|10.7m|
|機関|[[ウェスティングハウス]] A2W[[加圧水型原子炉]]×8基&br;[[ウェスティングハウス]]製[[ギヤードタービン>蒸気タービン]]×4基|
|推進器|スクリュープロペラ×4軸|
|出力|280,000hp(210MW)|
|速力|33.6kt|
|乗員|[[士官]]/[[兵員>兵卒]]4,600名|
|武装|竣工時:非武装&br;&br;改修(1967年)時:&br;Mk.25 8連装[[SAM>艦対空ミサイル]]発射機×2基([[シースパローBPDMS>RIM-7]]用)&br;&br;改修(1979〜1982年)時:&br;Mk.29"GMLS" 8連装SAM発射機×3基([[シースパローIBPDMS>RIM-7]]用)&br;[[ファランクス]]20mm[[CIWS]]×3基&br;&br;最終改修(2005年)時:&br;[[RIM-116「RAM」>RAM]]21連装発射機×2基&br;[[ファランクス]]20mm[[CIWS]]×2基|
|[[艦載機]]|[[固定翼機]]/[[回転翼機]]×84機|
|[[レーダー]]|竣工時:&br;SCANFAR 3次元レーダーシステム&br;-AN/SPS-32捜索用×4面1基&br;-AN/SPS-33追尾用×4面1基&br;AN/SPS-12 2次元(対空捜索用・SCANFARのバックアップ。1968年に搭載)&br;&br;改修後:&br;[[AN/SPS-48]] 3次元式×1基&br;[[AN/SPS-49]] 2次元式×1基&br;AN/SPS-65 捕捉用(シースパロー用。AN/SPS-10 2次元レーダーのアンテナを流用)&br;&br;最終改修(1991〜1994年)時:&br;AN/SPS-48E 3次元式×1基&br;Mk.24"TAS"捕捉用×1基|
|[[電子戦]]・&br;対抗装備|[[AN/SLQ-32]] 統合電子戦装置&br;Mk.36"SRBOC"[[デコイ]]展開システム|
|航空設備|[[飛行甲板]](長さ×幅):331.6m×76.8m&br;[[蒸気カタパルト>カタパルト]]:C-13 mod.1(90メートル長)×4基&br;(飛行甲板上×2基、[[アングルドデッキ>斜め飛行甲板]]上×2基)&br;[[アレスティングギア]]:Mk.7-3&br;[[アレスティングワイヤー]]:5本(後に4本に削減)&br;[[ブライドル]]・リトリーバー×3基(艦首甲板×2基、アングルドデッキ×1基)((1964年の第1回燃料棒交換の際に[[アングルドデッキ>斜め飛行甲板]]側のみ撤去。))&br;[[エレベーター]]×4基(長さ×幅:26×16m)|
|母港(最終)|[[ノーフォーク海軍基地]](ヴァージニア州)|
|所属(最終)|[[艦隊総軍>アメリカ艦隊総軍]] 第12空母打撃群|
|備考|RAM発射機搭載後|
&br;
#ref(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/af/USS_Enterprise_%28CVN-65%29.jpg/640px-USS_Enterprise_%28CVN-65%29.jpg)~
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+CVN-80 USS Enterprise~

**CVN-80 USS Enterprise [#ca6a7153]
[[ジェラルド・R・フォード]]級[[原子力空母]]の3番艦に予定されている艦名。~
2015年に建造が開始され、2028年の就役を予定している。~
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1960年代の[[ジョン・F・ケネディ(CV-67)>キティホーク]]以後、[[アメリカ海軍]]の[[航空母艦]]には大統領経験者や海軍の功労者に由来する命名がなされてきているが、予定通り命名されればこの慣例を破るケースとなる。~
1960年代の[[ジョン・F・ケネディ(CV-67)>キティホーク]]以後、[[アメリカ海軍]]の[[航空母艦]]には大統領経験者や[[海軍>アメリカ海軍]]の功労者に由来する命名がなされてきているが、予定通り命名されれば、この慣例を破るケースとなる。~
~
2015年に建造が開始され、2025年の就役を予定している。~
なお、艦の詳細は[[ジェラルド・R・フォード]]の項を参照のこと。~
~
+OV-101 Enterprise~
**OV-101 Enterprise [#h3f7563b]
[[NASA]]の[[スペースシャトル]]計画において製作された「[[オービター]](軌道船)」1号機。~
アメリカの人気TVドラマ「スタートレック」に登場する、同名の[[宇宙船]]にちなんで名づけられた。((当初はアメリカ合衆国憲法発布200年を記念して「コンスティテューション」と名づけられる予定だったが、スタートレックのファンが[[NASA]]に「エンタープライズ」と名付けようというキャンペーンを張ったという逸話がある。))~
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本機は実用機ではなく、実用機が地球に帰還する際の滑空飛行を試すための試験機であり、外観はほぼ同じなものの、他のオービターになされている宇宙飛行に必要な装備がなされておらず、宇宙へ飛び立てるようにはできていなかった。~
実はそれらの装備を実装する改修計画があったが、地上試験機であった「チャレンジャー」を改修することになり幻となった((後にその「チャレンジャー」が爆発事故で失われると、同機の補充代替として再度、宇宙飛行能力の実装が検討されたが、ストックされていた予備部品を使用して「エンデバー」が建造されることになり見送られた。))。~
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[[B747]]を改造した専用の輸送機に載せられて上昇し、空中で切り離されて滑空試験に供された。~
退役後はワシントンD.Cにある国立航空宇宙博物館の展示物となっていた((この間、僚船の修理・整備のために部品の一部が取り外されている。))が、退役した「ディスカバリー」が同館で展示されることに決まったため、ニューヨークの「イントレピッド海上航空宇宙博物館((退役した[[エセックス]]級[[正規空母]]「イントレピッド(USS Intrepid CV-11)」の船体を博物館に改装したもの。))」へ移された。~
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なお、本機の同型機については[[スペースシャトル]]の項を参照のこと。~
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アメリカの人気TVドラマ「スタートレック」に登場する、同名の[[宇宙船]]にちなんで名づけられた。~

>当初はアメリカ合衆国憲法発布200年を記念して「コンスティテューション」と名づけられる予定だった。~
スタートレックのファンが[[NASA]]に「エンタープライズ」と名付けようというキャンペーンを張ったという逸話がある。

本機は実用機ではなく、実用機が地球に帰還・[[着陸]]する際の滑空飛行を試すための試験機。~
外観は、後に実用の宇宙飛行に投入された姉妹機とほぼ同一だが、宇宙に飛び立つための設備は備えていなかった。~
実用機として改修する予定があったが、予備部品の枯渇により実装は見送られた。

>当初は地上試験機「[[チャレンジャー]]」の改修が優先された。~
その後、[[チャレンジャー]]が1986年に爆発事故で喪失。その補填として「エンデバー」が建造され、これにより予備部品が枯渇した。

退役後はワシントンD.Cにある国立航空宇宙博物館で展示された後、[[イントレピッド>エセックス]]海上航空宇宙博物館へ移された。


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