【エアロック】(えあろっく)

  1. Airlock.
    圧力容器や乗り物・建造物の開口部に設けられた気圧調整装置。気閘(きこう)とも。

    同時に開かないようにした2枚の気密扉と、その扉で隔てられた小部屋(圧力調整室)からなる。
    人や物が出入りする際、2枚目の扉を開く前に小部屋を密閉し、緩やかに気圧を調整する。
    気圧変化に十分な時間をかける事で、急減圧に伴う霧や凝縮・温度変化・人体や機材の破損を防ぐ事ができる。
    また、内部の空気が外に逃げていくのを最小限に抑え、気圧の低下や外気の混入を防ぐ。

    大気圏外の宇宙船や潜航中の潜水艦から船外作業員を出入りさせるために用いられる。
    また、外界と異なる環境を維持することを要求される施設(原子炉・生化学研究所・室内競技場・クリーンルームなど)を隔離し、有害物質の漏出(バイオハザード放射線被曝など)や不純物の流入などを抑止するためにも用いられる。

  2. かつて存在した、日本唯一の民間職業曲技飛行チーム・エアロック・エアロバティックチームの通称。
    詳細は該当項目を参照のこと。

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