*&ruby(えあぶれーき){【エアブレーキ】}; [#kd6337d1]
[[飛行機]]が減速するために用いられるブレーキ。「空力ブレーキ」「スピードブレーキ」とも。~
機体形状(主に[[主翼]])を変形させ、空気抵抗を増大させる事によって機体を減速させるもの。

>現代の設計では必要な時だけ空気抵抗を得る変形機構が一般的だが、変形しない外付け式エアブレーキも存在する。~
固定されたエアブレーキは最高速度・加速力を常に劣化させるもので、過剰な加速による[[失速]]・空中分解を防ぐために用いられる。

エアブレーキ以外で空中の[[飛行機]]を減速させる手段は[[エンジン]]出力低下・[[逆噴射]]・[[マニューバー]]などがある。~
そして[[エンジン]]を止めるだけでは減速が間に合わない場合があり、[[逆噴射]]や[[マニューバー]]は[[失速]]を招く危険な挙動である。

このため、大出力の[[ジェットエンジン]]を用いる機体ではエアブレーキによる制動がほぼ必須の機能となっている。

関連:[[スポイラー]] [[ダイブブレーキ]]~

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