【エアブレーキ】(えあぶれーき)

飛行機が減速するために用いられるブレーキ。「空力ブレーキ」「スピードブレーキ」とも。
機体形状(主に主翼)を変形させ、空気抵抗を増大させる事によって機体を減速させるもの。

現代の設計では必要な時だけ空気抵抗を得る変形機構が一般的だが、変形しない外付け式エアブレーキも存在する。
固定されたエアブレーキは最高速度・加速力を常に劣化させるもので、過剰な加速による失速・空中分解を防ぐために用いられる。

エアブレーキ以外で空中の飛行機を減速させる手段はエンジン出力低下・逆噴射マニューバーなどがある。
そしてエンジンを止めるだけでは減速が間に合わない場合があり、逆噴射マニューバー失速を招く危険な挙動である。

このため、大出力のジェットエンジンを用いる機体ではエアブレーキによる制動がほぼ必須の機能となっている。

関連:スポイラー ダイブブレーキ


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS