*&ruby(えあふぉーすわん){【エアフォースワン】}; [#i5b5840a]
Air Force One.~
~
[[アメリカ連邦航空局]]が定める特殊な[[コールサイン]]の一つ。~
[[アメリカ空軍]]所属機で、かつアメリカ合衆国大統領が搭乗している事を示す。~
大統領が搭乗していない場合に用いるのは禁則であり、大統領が交代した場合((飛行中に任期が終了する、大統領の訃報に際して搭乗中の政府高官が後任となる事を宣誓するなど。))には飛行中でも[[コールサイン]]が変更される。~
多くの場合に政府専用機（現在は[[B747-200B>B747]]をベースとした「[[VC-25]]((所属は第18空軍・第89空輸航空団大統領空輸群。))」）であるが、何に乗っているかは考慮されない((そのため、大統領が仮に[[戦闘機]]や[[爆撃機]]・（[[政府専用機>VC-25]]以外の）[[輸送機]]や[[ヘリコプター]]に乗っていても割り振られる。))。

>慣用表現として、アメリカ政府専用機として用意された[[航空機]]を指す語として使われる事もあるが、これは誤用。~

同様に、[[アメリカ連邦航空局]]はアメリカ合衆国内の各組織に対して大統領のための[[コールサイン]]を割り当てている。

:[[アメリカ陸軍]]（&ruby(アーミーワン){Army One};）|短距離移動用[[ヘリコプター]]に割り振られていたが、1975年を最後に使用例がない。
:[[アメリカ海軍]]（&ruby(ネイビーワン){Navy One};）|2003年に一度だけ、大統領を[[正規空母]]((乗艦したのは「[[エイブラハム・リンカーン（CVN-72）>ニミッツ（航空母艦）]]」。))に招くために[[S-3]][[哨戒機]]が使われた際、同機に割り当てられた。
:[[アメリカ海兵隊]]（&ruby(マリーンワン){Marine One};）|1975年以降、大統領のための短距離移動用[[ヘリコプター]]は海兵隊が用意する慣例となっている。
:[[アメリカ沿岸警備隊]]（&ruby(コーストガードワン){Coast Guard One};）|2015年現在、使用例なし。
:民間機（&ruby(エグゼクティブワン){Exective One};）|1970年代のニクソン大統領時代に使用例あり。&br;なお、大統領の家族（のみ）が搭乗する場合に「&ruby(エグゼクティブワン・フォックストロット){Exective One Foxtrot};」を割り当てる事もある。

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Photo: USAF~

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