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【エアフォースワン】 †
Air Force One
- アメリカ空軍の使用する航空機に合衆国大統領が搭乗している際、当該機が使用するコールサイン。
空軍所属の航空機であれば、専用機・ヘリコプター・戦闘機・爆撃機を問わず、どのような機体であろうと使用される。
同じように大統領が搭乗中に使用するコールサインとして、陸軍機を使用した場合の「Army One 」*1、海軍機使用時の「Navy One 」、海兵隊機使用時の「Marine One 」*2、沿岸警備隊機使用時の「Coast Guard One 」、民間機使用時の「Exective One 」という名称が、それぞれFAAによって割り当てられている。*3
ちなみに、後述の専用機が回送飛行の際に使用するコールサインは「SAM+シリアルナンバー」。
SAMはSpecial Airlift Mission（特別空輸任務）の略。
Photo: USAF
- アメリカ政府専用機。
アメリカ政府要人が搭乗する為に製作された特別機。
今まで製作された機体として、C-54、C-118、VC-118A、VC-121A/E、VC-137C、VC-25Aが存在する。
運用は、航空機動軍団隷下の第21航空集団第89空輸飛行隊が担当する。
主に大統領の外遊などの際に使われ、この飛行機が着陸する空港は、事前に空軍関係者やシークレットサービス?によって、設備やその他細かなチェックが行われる。
燃料すらこの機専用のものを準備し、更に保管容器の開封防止タグと抜き打ちチェックによって異物の混入を阻止している。
*1 短距離移動の際に使用されるヘリコプターに割り当てられていたが、1975年以降使用されていない。
*2 陸軍に代わり、現在はこちらの方が短距離移動に使われている。
*3 "Coast Guard One"はいままで使用例がなく、"Navy One"も、2003年に艦上対潜哨戒機のS-3「ヴァイキング」がブッシュ大統領を乗せた時に使用されただけである。
