【ウィングマーク】(うぃんぐまーく)

wingmark (航空徽章)

軍人・民間企業を問わず、エビエーターを識別するために用いられる徽章。
航空士航空機関士フライトアテンダントロードマスターWSORIOなど)関連業種の専門家にもこれに類似したウィングマークを与える場合がある。
デザインとして翼を象る事が多いが、そうでない徽章でも慣例としてウィングマークと呼ぶ事がある。

航空任務は、操縦の技術以上に知識・経験・書類事務・通信管制などに負う部分が大きく、「ぶっつけ本番」で成功する可能性は皆無に近い。
このため、ウィングマークの保有は実際の任務遂行能力を保証せず、現在の任務について別途の確認を要する。

例えば、航空自衛隊ではパイロットの任務を大まかに分けて以下の4種に分類している。

TR
Training(訓練中)。
基地配属直後など、任務遂行能力に疑問の余地があるパイロット
訓練以外での飛行は原則禁止。定められた訓練を修了するとORに昇格する。
OR
Operation Ready(作戦待機)。
一定の訓練を修了し、パイロットとしての実働態勢に入っている事を示す。
AR
Alert Ready(警戒待機)。
戦闘機パイロットとして、対領空侵犯措置に対応可能である事を示す。
CR
Combat Ready(戦闘待機)。
戦闘機パイロットとして、有事における敵戦闘機との直接戦闘に対応可能である事を示す。
戦闘空中哨戒など大規模な対航空作戦に参加するための前提となる。

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