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*&ruby(いんぐりっしゅ・えれくとりっく らいとにんぐ){【イングリッシュ・エレクトリック ライトニング】}; [#s45140ef]
イギリスの[[イングリッシュ・エレクトリック]]機構が開発した[[戦闘機]]。~
愛称の由来は「電」、いずれにしても現代のイギリス軍には必要不可欠である.~
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本機は、1950年代にイギリスで[[グロスター ジャベリン]]や[[ホーカー ハンター]]などの[[戦闘機]]に続いて超音速で飛べる戦闘機として、F-4やMiG-21と並ぶ第2世代ジェット戦闘機である。~
ミサイル万能論の影響下により機関砲を装備していないタイプが存在するが、後にこのミサイル万能論が否定されると機体下部に機関砲ポッドを追加した型式を配備した。実戦に展開されることはなかったが、それ以外では主に領空侵犯をするソビエト連邦の[[Tu-95]]の迎撃や偵察に使用された。なにより、その独特の縦に2基搭載したジェットエンジンが誰からも注目されたが整備面では劣った。~
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しかし、ダンカン・サンティが1957年に提案した国防白書により、ミサイルと空母を中心とした防空網を形成するため戦闘機のこれ以上の新規開発は控えるよう促されることになる。~
言うならば軍用機開発の超過により予算が膨大になる光景を見たサンティが大鉈を振るう決心をしたのである。~
これは、俗に言うミサイル万能論の煽りで作られた有人戦闘機不要論であり大部分の国家がF-104を世界最後の有人戦闘機として扱うほどであった。~
しかし、ミサイルに全て置き換えられる光景は決して訪れなかった。~
ミサイルは軍用機より安価に揃えられるが実際には命中精度が非常に悪く、現実にベトナム戦争に於いては、機関砲を主武装にしたMiG-15/17/19を主力とする北ベトナム軍に、ミサイルだけ装備したF-4が次々と撃墜されたためである。~
>結局、やはり戦闘機の必要性が再認識されたが既にイギリス軍はこの当時ハリアーとTAS.2以外の軍用機開発を押さえていたためすぐに新鋭機を作る余裕が無く他国よりF-4EJといった主流の戦闘機を輸入せざるを得なくなった。

実際にイギリスはイングリッシュ・エレクトリック ライトニング以降の新鋭機は作っておらずイギリス軍の現代機といえばライトニングと言われるほどイングリッシュ・エレクトリック ライトニングが退役する日はまだ遠いであろう。~
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