【イオージマ】(いおーじま)

  1. LPH-2 USS Iwo-Jima
    米海軍強襲揚陸艦。艦名の由来は第二次世界大戦の激戦地だった硫黄島より。
    初めて強襲揚陸艦として建造された艦である。
    一般の揚陸艦とは違って上陸用舟艇は持たず、代わりに空母と同様の全通式飛行甲板を備え、多数のヘリコプターを発着させることができる。
    このため、有事における兵員・車両・資材の敵前揚陸だけではなく、掃海支援や人道援助にも使われる。
    すでに全艦が除籍され、ワスプ級に役割を譲っている。

    艦名イオージマ(LPH-2)
    主任務揚陸&揚陸指揮支援
    乗員80名(士官)/638名(下士官)/1750名(海兵隊員
    排水量
    基準/満載
    12885t./19096t.
    全長180m/105m(飛行甲板)
    全幅25.6m/31.2m(飛行甲板)
    喫水8.2m|
    速度22ノット
    機関蒸気タービン×2基 一軸推進(22000hp)
    兵装Mk33 50口径3インチ(76mm)連装砲×2基(後に撤去)
    ファランクス20mmCIWS×2基(3インチ砲撤去後に設置)
    8連装短SAM発射機(シースパロー専用)×1基
    艦載機ヘリコプター×25機(CH-46CH-53
    母港ノーフォーク
    進水1961.8.26
    除籍1993.09.24
    費用3250万ドル
    造船所ピュージェット湾海軍造船所

    同型艦(全て除籍)
    艦番号艦名主造船所起工進水就役退役備考
    LPH-2イオージマ
    (USS Iwo Jima)
    ピュージェット1959.4.21960.9.171961.8.261993.7.14
    LPH-3オキナワ
    (USS Okinawa)
    フィラデルフィア1960.4.11960.8.191962.4.141992.12.17
    LPH-7ガダルカナル
    (USS Guadalcanal)
    フィラデルフィア1961.9.11963.3.161963.7.201994.8.31
    LPH-9グアム
    (USS Guam)
    フィラデルフィア1965.1.161998.8.25
    LPH-10トリポリ
    (USS Tripoli)
    インガルズ1966.8.61995.9.8
    LPH-11ニューオーリンズ
    (USS New Orleans)
    フィラデルフィア1968.11.161997.10.1
    LPH-12
    →MCS-12
    インチョン
    (USS Inchon)
    フィラデルフィア1970.6.202002.6.20*1

  2. ワスプ揚陸艦7番艦イオージマ(LHD-7)。
    現在は艦隊総軍に属し、ノーフォークを母港としている。

  3. 空母イオージマ(CV-46)。
    第二次世界大戦末期、「エセックス」級の26番艦*2として計画され、ニューポート・ニューズ造船所で起工されたが、1945年の戦争終結によって建造中止となり、未完成のまま解体された。

*1 1995.3.6 掃海支援艦に改装。
*2 ロングハル型の「タイコンデロガ」級としては14番艦である。

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