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*&ruby(あるみにうむ){【アルミニウム】};
元素記号Al、原子番号13、比重2.7の非鉄金属。単にアルミと呼ばれる事の方が多い。~
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純アルミは非常に柔らかく軽い以外役に立たないのだが、他の金属を添加して合金としたり、熱処理を行う事により[[超々ジュラルミン]]のように、[[鋼>鉄]]に劣らない引っ張り強度を持たせることが可能であり、
軽く、酸化せず(正確には非常に酸化しやすいのだが、酸化することにより皮膜を作り、酸化の進行が止まる)、加工しやすく、軽さの割に強度に優れている為、軽さが命の航空機などで用いられる。また軽装甲車両の[[装甲]]等に用いられた時期もあり、その場合、[[鋼>鉄]]に比べると耐弾性が低いので、軽いことを利用して厚みを増やす。ただ被弾して火災を起こした場合、その熱に長時間晒されると、低い融点(約660度。たばこの燃焼温度よりも低い)が災いして強度が低下したり、材質が変化して熱に晒された部分が剥離してしまうので、最近ではあまり利用されることはない。[[フォークランド紛争]]でイギリス駆逐艦「シェフィールド」の上部構造物がアルミ合金製であり、ミサイルに被弾した際の火災の熱に長時間晒され構造強度が低下、崩壊してしまったのは有名である。(尚、粉末アルミは非常に燃えやすいのだが、固まり(インゴット化)としてのアルミは燃える事はなく、構造物が火災で”焼失”した訳ではない。)~
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尚、非常にリサイクル性が高く、リサイクル費用が格安な事も特徴なので、必ず空き缶はくずかごへ。~
*&ruby(あるみにうむ){【アルミニウム】}; [#y328d314]
元素記号Al、原子番号13、比重2.7の非鉄金属。日本語では単にアルミと呼ばれる事の方が多い。

純アルミは非常に柔らかく軽いため重工業用途には向かない。~
しかし合金としたり熱処理を行う事で[[鋼>鉄]]に劣らない引っ張り強度を持たせる事が可能([[超々ジュラルミン]]など)。~
軽く、酸化せず((非常に酸化しやすいが、表面に皮膜ができるため酸化の進行が早期に止まる))、加工しやすく、軽さの割に強度に優れている為、航空機など軽量を求められる場合に用いられる。~
また、軽いため分厚く作れる利点を活かして軽装甲車両の[[装甲]]等に用いられた時期もある。

ただし耐弾性は明らかに[[鋼>鉄]]に劣り、また融点が低いため熱で容易に劣化する点が[[エンジン]]駆動機器や火災の想定される構造物では致命的であったため、~
高い安全性と耐久性を求められる分野でのシェアは[[炭素繊維強化樹脂]]に奪われつつある。

技術的にも経済的にも非常にリサイクル性が高いため、民生用の素材としては今でも広く利用されている((必ず空き缶はくずかごへ))。


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