【アライアンス】(あらいあんす)

alliance.
日本語で直訳すると「同盟」という意味であるが、日本のマスコミでは「企業同士の提携」という意味で用いられる。

航空の分野においては、2社以上の航空事業者が提携関係を結ぶ「航空連合」のことを呼ぶことが多い。

航空連合

2社以上の航空事業者が提携関係を結んだ連合組織。
同一の組織内にいる事業者同士では、コードシェアマイレージサービスの相互乗り入れなどで顧客の誘導を図るほか、機材や事務所・整備拠点・非常時対応*1なども提携関係を結び、運航経費の削減も図られる。

2016年現在、世界的な航空連合には「スターアライアンス*2」「ワンワールド*3」「スカイチーム」の三つがある。

かつてはこの他に「ウイングス・アライアンス*4」と「クオリフライヤーグループ*5」の二つも存在した。

この他、貨物機を運航する航空事業者の連合である「スカイチーム・カーゴ」「WOW*6*7や、アラブ諸国の航空事業者で構成される「アラベスク航空アライアンス」、格安航空会社で構成される「U-FLY」「バリューアライアンス」もある。


*1 たとえばスターアライアンスでは、加盟社の機体が事故に遭遇した時には現場に最も近い加盟社が救助を行うという。
*2 日本では全日本空輸が加盟。
*3 日本では日本航空が加盟。
*4 2004年にスカイチームに吸収されて消滅。
*5 2002年、連合の中心だったスイス航空が倒産したことに伴い解散。
*6 かつて日本航空が貨物機事業を行っていた際はこちらにも加盟していたが、現在は貨物機事業からの撤退に伴い脱会。
*7 日本貨物航空は現在、どちらにも未加盟。

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