【アライアンス】(あらいあんす)

alliance.

複数の組織が法的拘束力を持つ契約に基づいて協力関係を結ぶこと。「同盟」「提携」。
日本語のニュアンスでは企業間提携を指す場合が多い。

航空の分野においては、航空事業者が提携関係を結ぶ「航空連合」のことを呼ぶことが多い。

航空連合

2社以上の航空事業者が提携関係を結んだ連合組織。
コードシェアマイレージサービスなどのサービスを互換可能にするなどして顧客の誘導を図る。
また、機材や事務所・整備拠点・事故対応などを共同化する事で経費を削減できる。

主な航空連合

スターアライアンス
ユナイテッド航空やアシアナ航空など26社が加盟。
日本では全日本空輸(及びANAウイングスエアージャパン)が加盟。
ワンワールド
アメリカン航空ブリティッシュ・エアウェイズなど14社が加盟。
日本では日本航空(及びジェイエア日本トランスオーシャン航空)が加盟。
スカイチーム
デルタ航空KLMオランダ航空エールフランスなど19社が加盟。
日本での加盟社はなし。
スカイチーム・カーゴ
貨物機を運航する航空会社で構成。
エールフランス・カーゴKLMカーゴデルタ・カーゴなど11社が加盟。
WOW
貨物機を運航する航空会社で構成。
SASカーゴ・グループとシンガポール航空カーゴの2社が加盟。
エティハド航空パートナーズ
アラブ首長国連邦のエティハド航空を中核としてアリタリア-イタリア航空、セーシェル航空、エア・セルビアの4社が加盟。
バニラアライアンス
インド洋沿岸諸国を中核とする5社(エール・オーストラル、マダガスカル航空、モーリシャス航空、セーシェル航空、Int'Air Îles)が加盟。
U-FLY
中国・香港・韓国の格安航空会社5社(香港エクスプレス航空、雲南祥鵬航空、烏魯木齊航空、中国西部航空、イースター航空)で構成される。
バリューアライアンス
アジア太平洋地域の格安航空会社5社(セブパシフィック航空、セブゴー、チェジュ航空、ノックエア、スクート)で構成される*1
ウイングス・アライアンス
2004年にスカイチームに吸収されて消滅。
ノースウエスト航空、KLMオランダ航空、コンチネンタル航空、アリタリア航空の4社が加盟予定であった。
クオリフライヤーグループ
スイス航空を中核にオーストリア航空やサベナ・ベルギー航空、ターキッシュエアラインズなど15社が加盟していた。
2002年、連合の中心だったスイス航空が倒産したことに伴い解散。

*1 以前は日本のバニラエアも加盟していたが、退会している。

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