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【アスター】 †
ASTER
イギリス・フランス・イタリアが共同開発した艦隊防空用及び地対空ミサイル。
愛称はギリシア･ラテン語で星を意味する。
ミサイルは個艦防御用の短SAMであるASTER-15と艦隊防御用の長距離ミサイルであるASTER-30に分かれ、本ミサイル専用として開発されたシルヴァーVLSから発射される。
ともに推進方式は2段式の固体ロケットで誘導方式はアクティブレーダー誘導、弾頭には10〜15kgのHE破片弾頭を採用している。
フランスのシャルル・ド・ゴール級航空母艦やフォルバン級駆逐艦等に搭載され、イタリア、シンガポール、イギリスで採用されたほか、フランスとイタリアが共同開発中の汎用フリゲート計画「FREMM*1」においても採用予定である。
地上発射型は「SAMP-T」と呼ばれ、指揮車両と6両までの8連装の発射車両で運用することが想定されている。ミサイルはあすたー30を使用する。各車両はA400M等の中型輸送機への搭載が可能なサイズである。
なお、サウジアラビアやシンガポールにも輸出されている。
主な搭載艦 †
- シャルル・ド・ゴール級航空母艦（フランス）
- カヴール級軽空母（イタリア）
- フォーミダブル級フリゲート（シンガポール）
- フォルバン級駆逐艦及びアンドレア・ドリア級駆逐艦（フランス・イタリア）
- デアリング級駆逐艦?（イギリス）
- 汎用フリゲート計画「FREEM」（フランス）
