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【アーセナル・シップ】 †
Arsenal ship.
1980〜1990年代、アメリカ海軍が構想していた水上艦の一形態。
直訳すれば「兵器庫艦」となる。
通常の戦闘艦には必須であったレーダーやソナー・光学センサーなどの電子装備を極限まで省き、データリンクで接続された僚艦やAWACS?、後方の司令部などから脅威情報を受け取って攻撃を行うものとされた。
これにより、電子装備の操作人員を省いて艦対空ミサイル・艦対艦ミサイルなどの搭載量を増やすことができ、また、空母艦載機のエビエーターを撃墜や事故の危険から守ることができるなどの利点があるとされた。
一方で「システムが故障すると艦隊の攻撃力が激減してしまう」「洋上での弾薬補給が困難で『最初の一撃』にしか使えない」「管制を行う艦が攻撃や故障でいなくなるリスクを避けるために複数で行動する必要があり、(空母機動部隊ほどではないにせよ)それぞれに護衛艦をつける必要がある*1」などの欠陥も指摘され、実艦の建造はされなかった。
しかし、コンセプトの一部は「オハイオ」級戦略原潜を巡航ミサイル原潜へ改装するのに活かされている*2。
*1 それならばその護衛艦にミサイルを搭載すればよい、という話。
*2 「弾道ミサイルの発射管を、同じサイズの巡航ミサイル発射管に換装する」だけでよく、冷戦終結後に居場所を失った戦略潜水艦に新たな活路を見出すことができた。