【はつゆき】(はつゆき)

JS Hatsuyuki(DD-122).

1980年代に建造された、海上自衛隊汎用護衛艦
同型艦に「しらゆき」「みねゆき」「さわゆき」「はまゆき」「いそゆき」「はるゆき」「やまゆき」「まつゆき」「せとゆき」「あさゆき」「しまゆき」の11隻がある。

本艦型は、8艦8機体制(いわゆる新八八艦隊)コンセプトに基づき、それまで護衛艦隊で運用されてきたDDK(対潜護衛艦)*1とDDA(大型汎用護衛艦)*2とを統合した艦として計画・設計されたもので、対潜・対艦・対空とあらゆる任務に対応できる兵装が搭載されている。
機関は海上自衛隊初のオール・ガスタービン推進(COGOC)方式を採用している。
また、後部甲板には飛行甲板ヘリコプター格納庫を備え、HSS-2(後にSH-60J対潜ヘリコプター1機を搭載することができる。

なお、8番艦「やまゆき」以降の艦は、船体の素材をアルミニウム合金からスチールに変更しており、このため排水量が若干増えている*3

老朽化により順次退役が進められているが、後期建造艦のうち3隻は延命改修を受けて、今後も現役にとどまる予定であるほか、3隻が「しまゆき」型練習艦として練習艦隊において運用されている。

スペックデータ

排水量*4
基準/満載
2,950t/4,000t
全長130m
全幅13.6m
深さ8.5m
吃水4.2m/4.4m(8番艦以降)
推進方式COGOG方式
機関巡航用:ロールス・ロイスRM1C?ガスタービン×2基
高速用:ロールス・ロイスTM3Bガスタービン×2基
可変ピッチスクリュープロペラ(5翼)×2軸
出力4,620ps(RM1C)
22,500ps(TM3B)
速力30ノット(最大)
航続距離5,590海里(20ノット巡航時)
乗員195〜200名
兵装オート・メラーラ62口径76mm単装速射砲×1基
高性能20mm機関砲(Mk.15 mod2CIWS)×2基
シースパロー8連装短SAM発射機×1基*5
Mk.141 4連装SSM発射筒×2基(ハープーンを装備)
74式8連装ロケットランチャーMk112(J)Mod2N×1基(アスロックSUM用)
68式3連装短魚雷発射管×2基
艦載機HSS-2/SH-60J対潜ヘリコプター×1機
C4IシステムOYQ-5目標指示装置×1基
FCSFCS-2-21×1基(主砲用)
FCS-2-12×1基(短SAM用)
SFCS-6×1基(水中攻撃用)
レーダーOPS-14B?対空捜索レーダー×1基
OPS-18?対水上捜索レーダー×1基
ソナーOQS-14 艦底装備式ソナー×1基
OQR-1 曳航式ソナー×1基(後日装備)
電子戦
対抗手段
NOLR-6C電波探知装置
OLT-3電波妨害装置
OLR-9Bミサイル警報装置
Mk.137 8連装デコイ発射機×2基
曳航具4型対魚雷デコイ×1組



*1 やまぐも型、みねぐも型、2500t型DDK(建造中止)。
*2 たかつき型および3500t型DDA(建造中止)。
*3 これは1982年のフォークランド紛争戦訓を取り入れたものである。
*4 8番艦以降は100t増。
*5 1〜5番艦ではアメリカ製のMk.29、6〜12番艦ではGMLS-3型を搭載。

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