【はたかぜ】(はたかぜ)

  1. DDG-171 Hatakaze
    「たちかぜ」型の後継となる海上自衛隊の第3世代ミサイル護衛艦
    RIM-66を同時に2つの目標へ誘導できるといわれる。

    艦対空ミサイルの発射装置が艦首部分に装備されている。このため艦首にブルワーク(波よけ)が設けられており、外観上の大きな特徴となっている。
    「たちかぜ」型が蒸気タービン動力であったのに対し、本型はガスタービン動力を導入して加速能力を向上させた。
    また日本の防空艦としては初めて艦対艦ミサイルを装備し、多用途性を高めた。
    さらに後部甲板にはヘリコプターの一時的な離着艦が可能となった。ただしハンガーなどの装備はないので運用することはできない。

    調達の途中でこんごうイージス艦の導入が決まったため、本型の建造は2隻で中断された。

    主な武装:
    54口径127mm速射砲: 2門
    Mk.13 ミサイル発射システム: 1基(RIM-66を装備)
    8連装アスロック発射装置: 1基
    艦対艦ミサイルキャニスター: 最大4本*2組(RGM-84を装備)
    3連装短魚雷(対潜魚雷)発射管: 2組
    Mk.15 ファランクス: 2門

    同型艦:
    DDG-171 はたかぜ(基準排水量4,600トン)
    DDG-172 しまかぜ(基準排水量4,650トン)

    http://www.mod.go.jp/msdf/gallery/ships/dd/hatakaze/index.html

  2. DD-182 Hatakaze
    海上自衛隊発足当時、アメリカから貸与された「リヴァモア」級駆逐艦
    米軍時代の旧艦名は「メイコム(USS Macom DD-458)」。
    海自発足当初の主力艦として活躍したが、国産化された護衛艦に主力を譲って1969年に自衛艦籍を抹消、アメリカへ返還された。
    その後しばらく、佐世保で繋留放置されていたが、1970年に台湾へ再輸出。「咸陽(シィエンヤン)」と改名されて1974年まで使用されていた。

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