【なだしお事件】(なだしおじけん)

1988年7月23日、浦賀水道を航行中の海上自衛隊潜水艦「なだしお(JDS Nadashio SS-573)」が、横須賀沖にて遊漁船「第1富士丸」と衝突し、沈没させた事件。
事故直後の記者会見にて、第1富士丸の乗組員の「ぶつかってきた潜水艦は沈没してゆく漁船をただ悠々と眺めていた」という証言が、確認の取れないうちにマスコミに報じられて大問題となった。
しかし、この証言は後日事実誤認であったことが立証され、1992年12月10日横浜地裁で「双方が安全義務を怠った」として結審した。
この事件がきっかけで、「遊漁船業の適正化に関する法律」が制定された。

この事件は現在でもマスコミによる情報の一人歩きの批判や、各海難事故でも引き合いに出されることが多い。

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