【そうりゅう】

JDS Soryu SS-501
海上自衛隊が2004年度防衛予算で発注・建造した攻撃潜水艦

本艦の最大の特徴は、動力に新世代の潜水艦用パワーユニットであるスターリングエンジンを採用したことにある。
このエンジンは、2000年から練習潜水艦「あさしお」(TSS-3601・もと「はるしお」型潜水艦)に搭載され、実用試験を行っていたスウェーデン・コックムス社製のエンジンをベースに改良されたものが搭載されている。
また、艦尾の舵配置も従来の十字型からX字型に改められ、水中での機動性を高める工夫がなされている。

本艦のもうひとつの特徴は、従来の海自における潜水艦の命名基準とは異なるネーミングである。
海上自衛隊の艦船につけられる名前の選定は、「海上自衛隊の使用する船舶の名称を選出する標準」という内規で艦種ごとに定められているが、この中で、潜水艦については
「海象・水中動物の名。または種別に番号を付したもの」
となっており、それにより、慣例的に「潮」のつく名前がつけられていたが、本艦の進水に合わせて命名基準が改正され「瑞祥動物の名」という項目が追加されている。
(ちなみにこの命名法は、同時期に進水したヘリコプター護衛艦ひゅうが」と同じ方向性と見られている)

本艦は2007年11月に進水、2009年3月に就役予定である。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS