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*&ruby(しらせ（にだい）){【しらせ（2代）】}; [#rebe077a]
JS Shirase（AGB-5003）.~
日本の[[海上自衛隊]]が保有する砕氷艦。~
*&ruby(しらせ){【しらせ】}; [#rebe077a]
JS Shirase（AGB-5003、17AGB）.~
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日本国の文部科学省が保有し、[[海上自衛隊]]が運用する砕氷艦（南極観測船）。~
1982年に就役し、2008年に退役した[[先代「しらせ」>SHIRASE（気象観測船）]]の後継として、2009年に就役した。~
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**特徴 [#t6c582aa]
本艦の船体は、前任の「[[しらせ（AGB-5002）>SHIRASE（気象観測船）]]」より一回り大きな12,500トンの[[排水量]]を持ち、その分、貨物輸送量も100トン増えている。~
本艦の船体は、前任の「[[しらせ（AGB-5002）>SHIRASE（気象観測船）]]」より一回り大きな12,500トンの[[排水量]]を持ち((当初の計画では20,000トン級の大型艦となる予定だったが、日本国の当時の財政事情等から却下されてこの排水量になったという。))、その分、貨物輸送量も100トン増えている。~
これにより、居住性を改善しながら[[ペイロード]]を増やすことも可能になった。~
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艦首部は先代同様に砕氷理論を取り入れた曲面形状となっている他、補助装備として船首散水装置なども備えられている。~
また、砕氷能力の向上と船体塗装の剥離による海洋汚染防止を目的として、喫水部分の素材には耐摩耗性に優れたステンレスクラッド鋼が採用されている。~
艦首部は先代同様に最新の砕氷理論を取り入れた曲面形状となっている他、補助装備として船首散水装置なども備えられている。~
また、砕氷能力の向上と船体塗装の剥離による海洋汚染防止を目的として、[[喫水]]下の構造材には耐[[摩耗>摩擦]]性に優れた[[ステンレスクラッド鋼>鉄]]が採用されている。~
この他、貨物の積み下ろし時間を短縮するためにコンテナ方式の荷役システムが採用されるなど、初代の就役から25年間の時代の進化に合わせた新機軸が投入されている。~
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動力は先代と同様に、[[ディーゼルエンジン]]で発電機を動かして作られる電力で[[モーター]]を駆動させる方式を取っているが、先代が単なる「ディーゼルエレクトリック推進」だったのに対し、技術の進歩から[[統合電気推進]]になっている。~
動力は先代と同様に、[[ディーゼルエンジン]]で発電機を動かして作られる電力で[[モーター>電動機]]を駆動させる方式を取っているが、先代が単なる「ディーゼルエレクトリック推進」だったのに対し、技術の進歩から[[統合電気推進]]になっている。~
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船体自体は非武装であるが、[[海上自衛隊]]が運用する艦艇であることから、船内には10挺以上の銃器（[[64式小銃]]等）及び実弾を保管する武器庫があり、[[海賊]]や[[テロ行為>テロリズム]]へ備えている。~
船体自体は非武装であるが、[[海上自衛隊]]が運用する[[軍用艦艇>艦艇]]であることから、船内には10挺以上の[[銃器>ガン]]（[[64式小銃]]等）及び実弾を保管する武器庫があり、[[海賊]]や[[テロ行為>テロリズム]]へ備えている(([[先代>SHIRASE（気象観測船）]]にも自衛艦時代、同様の武器庫があったという。))。~
**スペックデータ [#sb5617eb]
|主造船所|ユニバーサル造船舞鶴事業所|
|起工|2007.3.15|
|進水|2008.4.16|
|就役|2009.5.20|
|母港|[[海上自衛隊]]横須賀基地|
|[[基準排水量]]|約12,500t|
|全長|138m|
|水線間長|126m|
|全幅|28m|
|喫水|9.2m|
|機関|[[統合電気推進]]（PWMインバータ方式。出力30,000ps） 2軸推進&br;ディーゼルエンジン×4基&br;主電動機×4基|
|最大速力|19.5ノット|
|[[喫水]]|9.2m|
|推進方式|[[統合電気推進]]方式（PWMインバータ方式） |
|機関|三井造船製16V42M-A型[[ディーゼルエンジン]]×4基&br;[[交流主電動機>電動機]]×4基|
|推進器|[[スクリュープロペラ>プロペラ]]×2軸|
|出力|30,000ps|
|最大速力|19.5[[ノット]]|
|砕氷能力|厚さ1.5mの氷の中を3ノットで航行可能。|
|乗員|179名（他に観測隊員約80名）|
|搭載量|約1,100t|
|艦載機|[[CH-101>AW101]]((整備の都合からか、横須賀基地最寄の館山航空基地ではなく、[[MCH-101>AW101]]と同じ岩国航空基地に配備されている。))×2機、[[AS355>エキュレイユ]]((こちらは自衛隊機ではなく、中日本航空の所属機。))×1機|
|兵装&br;（[[海賊]]対処用装備）|[[64式小銃]]/[[9mm拳銃>P220]]|
|[[艦載機]]|[[CH-101>AW101]]((整備及び[[乗員>エビエーター]]訓練の都合からか、横須賀基地最寄の[[館山航空基地]]ではなく、[[MCH-101>AW101]]と同じ[[岩国航空基地>岩国飛行場]]に配備されている。))×2機、[[AS355>エキュレイユ]]/[[BK117]]×いずれか1機((こちらは自衛隊機ではなく、オーストラリアやニュージーランドの民間会社が運用する機体（毎年、業者は国際入札で選定される）。&br; 中継基地であるオーストラリアのフリーマントルから搭載される。))|
|観測機器|マルチビーム式音響測深機（船底、南極海で海底地形図の作成に使用）|
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