【あすか】(あすか)

海上自衛隊試験艦「あすか」(JDS Asuka ASE-6102)
防衛省技術研究本部からの委託により、1995年に就役した海上自衛隊の水上艦に搭載される各種装備品の試験・評価を行うテストベッド艦。
自衛艦隊隷下の「開発隊群」に属し、横須賀を母港としている。
海上自衛隊としては15年ぶりの試験専用艦で、試験艦としては1980年に就役した「くりはま」(JDS Kurihama ASE-6101)に次いで2隻目である。
任務の性格上、行われる試験の内容によって艤装が変更される場合がある。
また、船体内には大型のバラストタンクを装備しており上部構造物の重量増加による重心上昇を抑える工夫もなされている。

なお、有事の際には護衛艦への転用も可能な設計になっている。

現在は、ひゅうが型および5000トン型(19DD)?護衛艦に装備または装備予定のものを搭載している。

スペックデータ

排水量基準/満載4,250t/6,200t
全長151m
全幅17.3m
吃水5.0m
機関COGLAG方式 石川島播磨LM2500ガスタービン2基2軸推進(43,000PS)
最大速度27ノット
乗員70名(他に試験員100名)
兵装なし、兵装試験用にMk41VLS 8セルを装備。
艦載機ヘリコプター1機分の格納庫と着艦スペース
レーダーOPS-14(対空)
OPS-18(対水上)
射撃指揮装置射撃指揮装置3型(FCS-3改)
ソナーOQQ-21 次期護衛艦用試製ソナー


同型艦

 艦番号  艦名  起工  進水  竣工  除籍      建造所    所属部隊
ASE-6102あすか1993年1994年1995年 ----住友重工業浦賀造船所開発隊群(横須賀基地)


ase6102.jpg

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