*&ruby(えーえぬえーぴーじーろくご){【AN/APG-65】}; [#na77f38c] [[アメリカ合衆国]]の[[ヒューズ・エアクラフト社]](現・[[レイセオン]]社)で開発された航空機搭載用レーダー。~ Iバンドの電波帯を用いる[[パルスドップラーレーダー]]である。~ 1970年代後半に開発され、1983年から配備されている。~ ~ [[F/A-18]]や[[AV-8B>ハリアー]]、ドイツの[[F-4F ICE>F-4]]やギリシャの[[F-4E PI2000>F-4]]などに搭載している。~ また、改良型である[[AN/APG-73]]が[[F/A-18E/F>F/A-18]]や一部の[[F/A-18C/D>F/A-18]]に搭載されている。~ **スペックデータ [#pa62789c] バンド帯:Xバンド~ アンテナ:平面アンテナ~ アンテナ直径:67.63cm~ ビーム幅:3.3度×3.3度~ 探知距離:最大探知距離60〜80nm~ 方位角:±70°~ 仰俯角:±60°~ 出力:4.5kW~ 重量:204kg~ 体積:0.42m³~ 製造:[[レイセオン]]~ ~ **バリエーション [#ld119837] -AN/APG-65(V)3:[[AV-8BハリアーIIplus>AV-8]]に搭載されているモデル。[[F/A-18]]が搭載していたモデルよりも小さなアンテナを備えている以外は、ほぼ同等の性能を有しており、[[AIM-120]]の運用も可能である。~ -AN/APG-65(GY):ドイツ空軍の[[F-4F ICE>F-4]]に搭載されているモデル。のちにギリシャ空軍のF-4E PI2000にも搭載された。~ -[[AN/APG-73]]:F/A-18E/F スーパーホーネットに搭載されているモデル。詳しくは項を参照。~ -AN/APG-79:AN/APG-73をベースに、[[AESA]]化したもの。F/A-18E/Fの後期生産型より導入される予定である。~ ~