*&ruby(にほんぐん){【日本軍】};
+大日本帝国の正規軍~
明治維新の薩摩藩、長州藩を主力とした官軍の流れを汲み、その創設に当たっては陸軍はドイツを、海軍はイギリスを模範とした。 西洋式軍隊のノウハウや各種の技術を積極的に取り入れ、従来の階級制に基づく武士による戦闘集団から近代的な軍隊への転換を目指した。~
社会制度改革などと合わせた各方面の努力の甲斐もあって、後の[[日清戦争]]、[[日露戦争]]、[[第一次世界大戦]]では戦勝国となりイギリスやアメリカと並ぶ「列強国」として知られるようになるなど、有色人種国の中で唯一西洋と対等に渡り合えるアジア最強の軍隊に成長した。 しかし、そのことがかえって他国の警戒感や反発を招くようになり[[第二次世界大戦]]の泥沼に巻き込まれていく事になり、戦後、連合国軍総司令部(GHQ)によって解体された。~
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+[[自衛隊]]~
国内において、憲法上の問題から様々な見解主張があり[[軍隊]]ではないと主張しているが、海外のメディアが[[自衛隊]]を表す場合に用いる言葉はJapan Army、Japan Airforce、Japan Navyである。 [[自衛隊]]の公式英名である Self Defence Force を用いられることは友好国の軍関係者でもあまりなく、公式的なコメントや文書に辛うじて見ることができる程度である。ただし最近は徐々にとは言えどもSDFの名称が広がりつつある。~
Self Defence Force は Army などの純軍事用語を避けるための苦肉の策であり、対外的にも「決して Army ではなく Self Defence Force だ。」と、広報してるが、Force という単語には「力」、「圧力」、「威力」などと同時に「武装集団」や「軍隊」という意味が込められており、英語圏の人々は Self Defence Force から容易に「国防軍」を連想するために[[軍隊]]ではなく[[自衛隊]]だという主張をしても全く理解されていない。~
また、[[防衛庁]]が公式英名を Defence Agency としているが、政府機関で Defence を用いた場合は軍隊を管轄する部署と言う意味に直結するため決して「自衛隊を管轄する防衛庁(機関)」と理解されることはなく、「日本軍を管轄する国防省」という意味で認知されている。~
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○各国における軍隊管轄機関の名称例~
  イギリス     Ministry of ''Defence''~
  アメリカ     Department of ''Defense''~
  カナダ      Department of National ''Defence''(カナダ軍:Canadian ''Forces'')~
  オーストラリア Department of ''Defence''~
  韓国       Ministry of National ''Defense''~
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これ以外にも大半の国では英名を「 〜 of ''Defense''」としており、皮肉にも防衛庁を直訳したために軍隊のイメージを決定的に印象付けてしまっているという状況である。~
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