*&ruby(おおがたはかいききゅうなんしょうぼうしゃ){【大型破壊機救難消防車】}; [#ibfdc045]
[[航空自衛隊]]が保有する空港用化学消防車。~
各[[航空基地>飛行場]]に配備され、[[航空機]]の離着陸事故における火災の消火及び乗員の救助に従事する。~
化学消火剤または水を噴射する能力を有し、最新型のA-MB-3では消火剤タンクと合わせて1万リットルを超えるタンクを積載している。~
また、[[キャビン]]上の放水銃を[[コックピット]]内から操作出来るようになっている。~
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2011年3月の東日本大震災にともなって起きた、福島第一原発事故の災害派遣出動においては、使用済み[[核燃料>放射性物質]]プールへの放水活動に投入された。~
最近では海外製の物も導入されており、2013年にはオーストリア・ローゼンバウアー社製の「パンサー6×6」と米オシュコシュ社製「ストライカー」が東急車両製A-MB-2の後継として導入された。~
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なお、[[陸上自衛隊]]では「救難消防車I型/II型」、[[海上自衛隊]]では「化学消防車MB-1」の名称で採用している。~
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**スペックデータ [#haf1df39]
|>|CENTER:''A-MB-1''|
|乗員|5名|
|全長|10,125mm|
|全高|3,400mm|
|全幅|2,495mm|
|車輌重量|14,400kg|
|最大積載量|4,050kg|
|トランスミッション|常時噛合式、前進5段・後進1段|
|[[エンジン]]|RE10 V型10気筒[[ディーゼルエンジン]]|
|総排気量|18,894cc|
|最高出力|370ps/2,200rpm|
|最大速度|95km/h|
|登坂能力|tanθ1.19|
|最小回転半径|10.6m|
|タンク容量|200リットル|
~
|>|CENTER:''A-MB-2''|
|乗員|5名|
|全長|10,125mm|
|全高|3,400mm|
|全幅|2,495mm|
|車輌重量|14,145kg|
|最大積載量|5,380kg|
|トランスミッション|常時噛合式、前進5段・後進1段|
|[[エンジン]]|RE10 V型10気筒[[ディーゼルエンジン]]|
|総排気量|18,894cc|
|最高出力|370ps/2,200rpm|
|最大速度|95km/h|
|登坂能力|tanθ1.19|
|最小回転半径|10.6m|
|タンク容量|200リットル|
|水槽/薬液槽容量|4,800リットル/480リットル|
~
|>|CENTER:''A-MB-3''|
|乗員|5名|
|全長|11,950mm|
|全高|3,780mm|
|全幅|3,100mm|
|車輌重量|14,400kg|
|最大積載量|4,050kg|
|トランスミッション|常時噛合式、前進4段・後進2段|
|[[エンジン]]|RE10E V型10気筒[[ディーゼルエンジン]]×2基|
|総排気量|26,507cc|
|最高出力|450ps/2,200rpm|
|最大速度|100km/h|
|登坂能力|tanθ0.62|
|最小回転半径|11.9m|
|タンク容量|300リットル|
|水槽/薬液槽容量|12,500リットル/850リットル|
|最大射程|80m|
|吐出量|6,000/3,000リットル|
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**主な形式 [#jd132374]
-A-MB-1:~
初期型。~
2000年代後半から調達されたタイプはA-MB-3に似たフロント形状に変更されている。~
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-A-MB-2:~
水と薬液の積載量と消火液の吐出量を増大した改良型。~
2000年代後半から調達されたタイプはA-MB-3に似たフロント形状に変更されている。~
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-A-MB-3:~
最新型。~
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