*&ruby(べるけのかくげん){【ベルケの格言】}; [#oaf05803]
[[第一次世界大戦]]時のドイツ帝国[[エースパイロット]]にして、近代空中戦の父と呼ばれる[[オズワルド・ベルケ]]が遺した、戦闘機パイロットへの戒め。~
90年以上が経過しているが、[[ベトナム戦争]]における[[F-4]]の[[エースパイロット]]、[[ランダル・H・カニンガム]]にも「ジェットの空中戦であってもベルケの格言の価値は不変である。」と、言わしめており、現代の空中戦にも通用する内容である。

+攻撃を行う以前に優勢を確保せよ。太陽を背にする事が望ましい。~
~
+一度仕掛けた攻撃は、常に完遂せよ。~
~
+敵に十分接近し、確実に照準に捉えた場合のみ発砲せよ。~
~
+敵機を常に眼で捉えつづけよ。自分のよからぬ考えに決して惑わされてはいけない((訳に自信無し never let yourself be deceived by ruses))~
~
+どのような攻撃であっても、敵の後ろから攻撃する事が肝要である。~
~
+もし、頭上から降下攻撃を仕掛けられたならば、敵の攻撃を避けようとしてはならない。敵に機首を向けて飛行せよ。~
~
+もし、敵の戦線を越える場合は、帰還のための自戦線の位置を忘れては成らない((訳に自信無し never forget your own line of retreat))~
~
+原則として4機または6機で行動をした方が賢明である。ただし、同じ敵を2機で攻撃してはならない。~

関連:[[マランの空戦十則]]

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