*&ruby(かたぱると){【カタパルト】}; [#c85cde2e]
+[[航空母艦]]の[[飛行甲板]]上で[[艦載機]]を強制的に加速させて射出する装置。~
ただし[[第二次世界大戦]]頃までは、水上機の発艦のために[[戦艦]]や[[巡洋艦]]に搭載されていることも多かった。~
[[艦載機]]の大型化に伴って自力発艦が難しくなり、また[[巡洋艦]]などには固定翼の[[水上機]]に替わって回転翼の[[ヘリコプター]]が搭載されるようになったため、現在では[[航空母艦]]以外には稀である。~
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動力として、かつては火薬や油圧を利用していたが、重量のあるジェット機を発艦させるには、しばしば力不足であった。~
このため、より強力な蒸気圧によるカタパルトがイギリスで発明され、以後のアメリカ[[空母>航空母艦]]で全面的に採用された。~
これら蒸気圧によるカタパルトを、特に蒸気カタパルト(steam catapult)と呼ぶ。~
この蒸気を得るため、[[蒸気タービン]]を動力源とする[[航空母艦]]が多い。~
また、蒸気に代わって電磁力を使用した電磁カタパルトも開発中である。~
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関連:[[ジェットブラストディフレクター]] [[ブライドル]] [[ローンチバー]] [[スキージャンプ]]~
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+攻城兵器としての投石器。~
紀元前三世紀ごろ、ギリシャのアルキメデスが発明したと言われる。~
城の内側から城壁を越えて、外の敵を攻撃する際にも使用された。~
帯状の丈夫な布または革をを二つ折りにして中央に石を挟み、この帯革を回転する腕木の先に吊るして、遠心力で石を投げたようである。~
大砲が発明されるまで、ヨーロッパの戦争の主役であり続けた。

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