- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
*&ruby(ゆーゆーえむよんじゅうよん){【UUM-44】}; [#z1c36b5b]
SUBmarine launched ROCket(SUBROC)~
サブロック対潜ミサイル。~
アメリカ海軍で運用されていた核弾頭搭載の潜水艦発射対潜ミサイルである。~
SUBmarine launched ROCket(&ruby(サブロック){SUBROC};).~
~
かつて[[アメリカ海軍]]で運用されていた、[[核弾頭>核兵器]]搭載の[[潜水艦]]発射対潜ミサイル。~
1950年代後半から開発が開始され、1965年より部隊配備が開始された。~
~
ミサイルはアメリカ海軍潜水艦の標準的な21 in （533 mm）[[魚雷]]発射管から発射出来る様に、ミサイルは単純な円筒形の外形、発射管に収まる全長となっており、4枚の小型の安定翼がある。~
[[慣性誘導]]方式で射程は最大55km、弾頭にはW55熱核弾頭を使用しており、ミサイル本体から分離した後は核[[爆雷]]として機能する。~
運用については航走雑音が大きいソビエト海軍のアルファ級原子力潜水艦をビーコン代わりにし、付近にいるソ連随伴水上艦艇もろとも核弾頭で攻撃する、という運用も想定されていた。~
冷戦終了後の1989年から1992年にかけて退役した。~
本ミサイルは[[潜水艦]]を[[発射母艦>プラットフォーム]]としていたため、弾体は[[アメリカ海軍]]潜水艦が装備する標準的な21in （533 mm）[[魚雷]]発射管と外形・サイズを合わせた構造となっており、4枚の小型の安定翼がある。~
[[慣性誘導>慣性航法装置]]方式で射程は最大55km、弾頭にはW55熱核弾頭を使用しており、ミサイル本体から分離した後は[[爆雷]]として機能する。~
運用については、航走雑音が大きいソビエト海軍のアルファ級原子力潜水艦をビーコン代わりにし、付近にいる[[水上艦艇>水上艦]]もろとも核弾頭で攻撃する、という運用も想定されていた。~
~
なお、誘導魚雷・通常弾頭型のUUM-125「シーランス」も計画されたが、資金難による開発の遅延で計画中止に追い込まれた。~
米ソ冷戦終了後の1989年から1992年にかけて退役した。~
~
なお、誘導魚雷・通常弾頭型のUUM-125「シーランス」も計画されたが、[[資金難>金の壁]]による開発の遅延で計画中止に追い込まれた。~
**スペックデータ [#o746629f]
|>|CENTER:''UUM-44''|
|全長|6.4m|
|直径|53.3cm|
|発射重量|1,814kg|
|射程|55km|
|推進方式|1段式[[固体推進ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|[[エンジン]]|チオコール TE-260G[[ロケットモーター>ロケットエンジン]]|
|[[推力]]|162kN|
|[[ペイロード]]|300kg（単弾頭）|
|弾頭|W55 [[熱核弾頭>水素爆弾]]（出力250kT）|
|誘導方式|[[慣性誘導>慣性航法装置]]|
|誘導装置|SD-510慣性誘導装置|
|発射プラットフォーム|潜水艦|
~
|>|CENTER:''UUM-125「シーランス」''|
|全長|6.25m|
|直径|53.3cm|
|発射重量|1,400kg|
|運用射程|185km（UUM-125A）&br;65km（UUM-125B）|
|推進方式|1段式[[固体推進ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|[[エンジン]]|ハーキュリーズ EX116 Mod.0[[ロケットモーター>ロケットエンジン]]|
|速度|[[マッハ]]1.5|
|弾頭|W89 [[熱核弾頭>水素爆弾]]（出力200kT）（RUM/UUM-125A）&br;Mk.50[[対潜短魚雷>対潜魚雷]]（RUM/UUM-125B）|
|誘導方式|[[慣性誘導>慣性航法装置]]|
|誘導装置|Mk.117 デジタル[[火器管制装置]]|
|発射[[プラットフォーム]]|[[ロサンゼルス級SSN>ロサンゼルス]]&br;[[シーウルフ級SSN>シーウルフ]]&br;[[タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦>タイコンデロガ(巡洋艦)]]&br;[[スプルーアンス級駆逐艦>スプルーアンス]]&br;[[アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦>アーレイ・バーク（駆逐艦）]]|
~
