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*&ruby(たっくねーむ){【TACネーム】};
[[航空自衛隊]]の[[パイロット]]が持つ英語風のコールサイン。愛称。~
新人[[パイロット]]歓迎会での宴会などで、本人の希望や、特徴などにしたがって付けられることが多い。~
*&ruby(たっくねーむ){【TACネーム】}; [#e1fa0af1]
Tactical Name.~
~
 やたらキャンキャンうるさいので、「お前のタックネームはポチで決まり」
 
 (略)
 
 「まず、お前の希望を言ってみろ」
 「私はマーベリックが良いです」
 「だめ、却下」
 戦闘機パイロットなら誰でもあこがれる映画「トップガン」の主人公、
 トム・クルーズが演じた凄腕のパイロットが「マーベリック」なのだ。
 そんな名前を新人に名乗らせるわけにはいかない。
 (最強の戦闘機パイロット 著 岩崎貴弘から引用)
と、言うようなこともあるらしい。
[[戦術]]上の理由で[[航空機]][[パイロット>エビエーター]]([[エビエーター]])に付けられる非公式の[[愛称]]。~
主として通信中の聞き間違いや個人情報漏洩を防ぐため、および個人的名声が[[士気]]に与える影響を目的として命名される。~
~
正式な[[コールサイン]]ではないので、[[AWACS]]や[[管制塔]]との交信では使用されない。~
逆に、個人ごとに[[コールサイン]]を割り当て、別途のTACネームは用いない[[軍隊]]もある。~
~
とっさに思い出せないと問題が生じるため、常日頃から名乗らせ続ける必要があり、軍人としてのアイデンティティに深く関わる。~
機体にTACネームを書き込む、個人用の意匠でヘルメットを塗装する、ワッペンを作って上着に縫い付けるなどの文化的習慣も存在する。~
性質上それほど頻繁には改名されないが、転属などに際して混同を避けるため、または特筆すべき功績や失態に際して改名される事がある。~
~
実際の命名は新人歓迎会などで適当に行われる事が多く、特に複雑な命名法則があるわけでもなく、ふざけた命名もしばしば為される。~
ただし、通信や会話上の便宜があるため、おおむねアルファベット6文字以下の短い名称が求められる。~
上官や先任による添削も行われるため、呼ばれる本人の希望が通る事はほとんどない。~
法務・倫理上の理由により、商標や著作権に差し障るような命名も差し止められるのが通例。~
(それほど厳密な倫理規定のなかった時代でも、映画のヒーローの名を名乗るのは恥ずべき愚行とみなされていた)


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