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*&ruby(てぃーわん){【T-1】}; [#g518f98d]
+富士T-1「初鷹」~
富士重工業が製作した国産初のジェット[[練習機]]。~
また同時に、[[第二次世界大戦]]後に日本が初めて製作した実用[[航空機]]でもあった。~
1950年代後半、[[富士重工業>SUBARU]]（現在の[[SUBARU]]）が設計・開発した国産初の[[ジェット>ジェットエンジン]][[練習機]]。~
詳しくは[[T-1（日本）]]の項を参照のこと。~
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[[航空自衛隊]]に納入されていた、ノースアメリカンT-6「テキサン」練習機の後継機として1955（昭和30）年から開発計画が始まり、富士重工業の案が採用された。~
試作初号機は1958（昭和33）年1月16日に初飛行を行なった。~
+ロッキード T-1（T2V）"&ruby(シースター){SeaStar};"~
1950年代、[[アメリカ海軍]]に導入された[[ジェット高等練習機>練習機]]。~
[[空軍>アメリカ空軍]]が用いていた[[T-33]]を[[航空母艦]]で運用できるように改良したものである。~
エンジンの換装やエアインテークの形状変更、[[垂直尾翼]]を延長したほか、[[降着装置]]の強化や[[着艦フック>アレスティングギア]]の装着が施されている。~
また、「[[境界層制御>BLC]]」（吹出しフラップ）を採用した最初の実用機でもある。~
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当初は[[エンジン]]も含めて国産する計画だったが、エンジンの開発が遅延して納期に間に合わず、イギリス製の「ブリストル・オーフュースMk.805」を搭載することになった。~
このモデルは「A型」と呼ばれ、46機が生産された。~
後に国産（石川島播磨重工製）の「J3」エンジンを搭載した「B型」が登場、こちらは20機が生産された。~
1958年の生産終了までに150機が生産されたが、後継として[[T-2>T-2（アメリカ）]]が配備されたことにより1970年代に退役した。~
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有事の際は12.7mm[[機銃]]や空対空[[ミサイル]]などの武装を施し、簡易軽[[戦闘機]]としても運用できるようになっていたが、幸いその機能は一度も使われること無く、後継の[[T-4]]へ道を譲って2006年までに全機が退役した。~
|>|CENTER:''スペックデータ''|
|乗員|2名|
|全長|11.75m|
|全高|4.06m|
|翼幅|13.06m|
|[[主翼]]面積|22.3��|
|空虚重量|5,427kg|
|全備重量|7,031kg|
|最大離陸重量|7,636kg|
|[[エンジン]]|アリソン J33-A-24/-24A[[ターボジェット]]×1基（[[推力]]27.2kN（6,100lbf））|
|最高速度|933km/h（[[高度]]10,670m）|
|[[航続距離]]|1,560km|
|[[上昇限度]]|12,190m|
|[[上昇率]]|32m/s|
|兵装|なし|
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+レイセオンT-1A &ruby(ジェイホーク){Jayhawk};~
[[アメリカ空軍>アメリカ軍]]の多発大型機[[パイロット]]候補生向け[[練習機]]。~
+レイセオンT-1A "&ruby(ジェイホーク){Jayhawk};"~
[[アメリカ空軍]]が[[多発>多発機]]大型機（[[爆撃機]]・[[輸送機]]・[[空中給油機]]・[[AWACS>AWACS（航空機）]]等）に搭乗する[[パイロット>エビエーター]]候補生向けとして使用している[[練習機]]。~
当初は「T-41」と呼ばれていた。~
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本機はレイセオン社の双発ビジネスジェット機「ホーカー400」を軍用に改修したものであるが、更に源流を遡ると、日本の三菱重工がアメリカの現地法人名義で生産していた「[[MU-300]]"ダイヤモンド"」に行きつく。~
（三菱が同機の生産・販売権をビーチ社に売却、更にそのビーチ社がレイセオンに吸収合併されて現在の形になった）~
元々は、旧ビーチクラフト社が生産していた[[双発>双発機]][[ビジネスジェット機>ビジネス機]]「ビーチジェット400A」の軍用機型「ビーチジェット400T」であるが、更に源流を遡ると、日本の[[三菱重工>三菱重工業]]がアメリカの現地法人名義で生産していた「[[MU-300]]"[[ダイヤモンド]]"」に行きつく((三菱が同機の生産・販売権をビーチ社に売却、更にそのビーチ社がレイセオンに吸収合併されて「ホーカー400」として生産・販売された。その経緯については[[MU-300]]の項を参照のこと。))((このため、本機は[[アメリカ軍]]に[[制式]]採用された外国製[[航空機]]の数少ない例の一つともなっている。))。~
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本機は1994年、母国・日本の[[航空自衛隊]]にも「T-400」という名で「逆輸入」された。
本機は1994年、母国・日本の[[航空自衛隊]]にも[[輸送機]]・[[救難機]]などの乗員を養成する「次期多発機乗員訓練機 (TC-X)」 として、「T-400」の名称で13機が「逆輸入」された。~
日本向けの機体には[[慣性航法装置]]や[[スラストリバーサー>逆噴射装置]]が追加されている。~
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現在、日本向けの機体は全機が静岡県・[[浜松基地>浜松飛行場]]の「第41教育航空隊」（[[第1航空団>航空団]]隷下）に所属している((2021年10月までは[[美保基地>美保飛行場]]に所在していた。))。~
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|>|CENTER:''スペックデータ（T-1A）''|
|乗員|3名（[[パイロット>エビエーター]]、[[コパイロット>副機長]]/インストラクター、オブザーバー）|
|容量|乗客4名|
|全長|14.76m|
|全高|4.24m|
|翼幅|13.26m|
|[[主翼]]面積|22.43��|
|アスペクト比|7.5:1|
|翼型|[[三菱>三菱重工業]] MAC510|
|空虚重量|4,740kg|
|最大離陸重量|7,303kg|
|[[燃料]]搭載量|2,775リットル（機体内）|
|[[エンジン]]|[[P&W･C>プラット＆ホイットニー]]製JT5D-5B[[ターボファン]]×2基（[[推力]]13kN（2,900lbf））|
|最大速度|[[マッハ]]0.78（高度8,200m）|
|[[巡航速度]]|726km/h（高度12,000m、長距離巡航時）|
|[[失速]]速度|172km/h（[[較正対気速度（CAS）>較正対気速度]]）|
|[[航続距離]]|5,400km|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|12,000m|
|離着陸距離&br;（[[離陸]]/[[着陸]]）|1,160m/1,070m|
|兵装|なし|
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【派生型】~
--[[MU-300]]：~
三菱で開発された原型機。該当項目を参照。~
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--T-1A JAYHAWK：~
軍用向け機体の米空軍呼称。~
TTTS（給油/輸送機訓練システム）用に装備を改修してある。~
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--T-400：~
航空自衛隊での呼称。多発大型機操縦士の訓練用に使用される。~
T-1に[[慣性航法装置]]や[[スラストリバーサー>逆噴射装置]]を追加している。~
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