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*&ruby(えむふぉー(せんしゃ)){【M4(戦車)】}; [#w4f6d1f8]
M4 "&ruby(シャーマン){Sherman};"~
[[第二次世界大戦]]時に[[アメリカ軍]]に制式採用され、[[主力戦車]]として活躍した中戦車。~
1940年頃から開発が始まり、1941年10月に制式採用。~
その後、1942年2月から量産が開始され、1945年までに5万両近くが製造された。~
10社・11工場で分散して製造されたため、搭載エンジンや実戦部隊からの要求による武装変更などの派生型が製造された。~
*&ruby(えむふぉー){【M4】}; [#w4f6d1f8]
M4 "Sherman".~
~
戦歴では、ヨーロッパでのドイツ軍との戦いや[[太平洋戦争]]での沖縄戦に投入されたほか、[[朝鮮戦争]]や印パ戦争、[[中東戦争]]などで使用された。~
現在でも、パラグアイでは少数が主力戦車として使用されている。~
[[第二次世界大戦]]期に開発されたアメリカの[[中戦車]]。[[制式]]呼称は「Medium Tank, M4」。~
>[[愛称]]の「&ruby(シャーマン){Sherman};」は南北戦争期に北軍で活躍したウィリアム・シャーマン(William Sherman)将軍に由来する。~
これは供与車両を運用していたイギリスの将兵によって名付けられた。

1940年頃から開発が始まり、1941年10月に[[制式]]採用。~
その後、1942年2月から生産が開始され、1945年までに10社・11工場で5万輌近くが製造された。~
供給体制や実戦部隊からの要請などにより、様々な派生型が開発されている。~
~
開発国のアメリカの他、イギリス・英連邦各国やソ連、中華民国など多くの[[連合国>連合国(第二次世界大戦)]]において、第二次世界大戦中のほとんど全ての戦線で運用された。~
また、戦後も[[朝鮮戦争]]や印パ戦争、[[中東戦争]]に参加している。~
>日本の[[保安隊>警察予備隊]]及び[[陸上自衛隊]]ではアメリカから供与されたM4A3E8が1970年代半ばまで運用されていた。

2018年、パラグアイで長らく運用されていた3輌のM4A3が退役し、M4の正規軍における運用は終了した。

#ref(http://www.masdf.com/altimeter/iwmlondon/IMG_4981.jpg,600x400);
**スペックデータ [#n3221226]
|乗員|5名|
|全長|7.47m(砲身含む)|
|車体長|6.19m|
|全高|2.74m|
|全幅|2.62m|
|重量|32.3t|
|懸架方式|水平渦巻きスプリング・ボギー式(HVSS)|
|[[発動機>エンジン]]|コンチネンタル R975 C4 4ストローク星型9気筒空冷ガソリンエンジン×1基|
|出力|400shp|
|速度|42km/h(最高)&br;38.6km/h(整地)&br;19.3km/h(不整地)|
|[[行動距離>航続距離]]|160km|
|武装|M1 52口径76.2mm戦車砲×1門(71発)&br;M3 37.5口径75mm戦車砲×1基(90発)&br;M1919A4 7.62mm機銃×2挺(6,250発)&br;[[M2 12.7mm機銃>ブローニングM2]]×1挺(600発)|
|装甲|76mm([[砲塔]]防楯)&br;64〜76mm(砲塔前面)&br;50mm(砲塔側面)&br;64mm(砲塔後面)&br;51mm(車体前面)&br;38〜45mm(車体側面)&br;38.1mm(車体後面)|
|型式|CENTER:''M4A1&br;(後期型)''|CENTER:''M4A3E8 / M4A3(76)W HVSS ''|
|乗員|>|CENTER:5名|
|~|>|CENTER:砲塔:車長・砲手・装填手&br;車体:運転手・補助運転手|
|全長&br;(砲身含む)|CENTER:5.84m|CENTER:7.57m&br;(防塵装備含む)|
|車体長|CENTER:5.84m|CENTER:6.27m&br;(防塵装備含む) |
|全高|CENTER:2.74m|CENTER:2.97m|
|全幅|CENTER:2.62m|CENTER:3.00m&br;(防塵装備含む)|
|重量|CENTER:30.3t|CENTER:33.65t|
|懸架方式|CENTER:垂直渦巻きスプリング(VVSS)&br;(Vertical volute spring suspention)|CENTER:水平渦巻きスプリング(HVSS)&br;(Horizontal volute spring suspension)|
|[[エンジン]]|>|CENTER:[[ガソリンエンジン>エンジン]]×1基|
|~|CENTER:コンティネンタル R974 C4&br;[[空冷>空冷エンジン]]星形9気筒|CENTER:フォード GAA [[液冷>液冷エンジン]]V型8気筒|
|出力|CENTER:400~460hp|CENTER:400~500hp|
|速度|CENTER:37km/h(整地)&br;18km/h(不整地)|CENTER:42km/h(整地、最高)&br;38.6km/h(整地)&br;19.3km/h(不整地)|
|[[行動距離>航続距離]]|CENTER:163km|CENTER:193km|
|>|>|CENTER:武装|
|[[砲塔]]|CENTER:M3 40口径75mm砲×1門|CENTER:M1A1/A1C/A2 52口径76.2mm砲×1門|
|装弾数|CENTER:90〜104発|CENTER:71発|
|[[同軸>同軸機銃]]・車体機銃|>|CENTER:[[ブローニングM1919A4 7.62mm機関銃>ブローニングM1919]]×2挺(6,250発)|
|砲塔上|>|CENTER:[[ブローニングM2 12.7mm重機関銃>ブローニングM2]]×1挺(600発)|
|砲塔側面|CENTER:-|CENTER:M3 2インチ[[発煙弾>スモーク弾]]発射機(12発)|
|>|>|CENTER:[[装甲]]厚|
||>|CENTER:[[砲塔]]|
|防楯|CENTER:89mm(曲面)|CENTER:89mm(90°)|
|前面|CENTER:76mm(60°~曲面)|CENTER:64mm(45~50°)|
|側面|CENTER:51mm(85°~曲面)|CENTER:64mm(77~90°)|
|背面|CENTER:51mm(85°~曲面)|CENTER:64mm(90°)|
|天板|CENTER:25mm(0°)|CENTER:25mm(0°)|
||>|CENTER:車体|
|前面上部|CENTER:51~53mm(曲面)|CENTER:64mm(43°)≒実質装甲厚82mm|
|前面下部|CENTER:51~108mm(曲面)|CENTER:51~108mm(曲面)|
|側面|CENTER:38mm(90°)|CENTER:38mm(90°)|
|背面|CENTER:38mm(80~90°)|CENTER:38mm(80~90°)|
|天板|CENTER:25mm(0°)|CENTER:25mm(0°)|
|天板&br;(傾斜部)|CENTER:19mm(0-7°)|CENTER:19mm(0-7°)|
|底面|CENTER:13mm(0°)|CENTER:13mm(0°)|
~
**主なバリエーション(カッコ内は英軍呼称) [#s9e40e34]
***オリジナル [#qa147e94]
|型式|CENTER:''シャーマン・ファイアフライ(Sherman C)''|
|乗員|CENTER:4名(砲塔:車長・砲手・装填・無線手、車体:運転手)|
|全長(砲身含む)|CENTER:7.85m|
|車体長|CENTER:5.89m|
|全高|CENTER:2.74m|
|全幅|CENTER:2.62m|
|重量|CENTER:30.3t|
|懸架方式|CENTER:垂直渦巻きスプリング(Vertical volute spring suspention,VVSS)|
|[[エンジン]]|CENTER:コンティネンタル R975 C1[[空冷>空冷エンジン]]星形9気筒[[ガソリンエンジン>エンジン]]×1基|
|出力|CENTER:350〜400hp(261〜298kW)|
|速度|CENTER:37km/h(整地)&br;18km/h(不整地)|
|行動距離|CENTER:193km|
|>|CENTER:主武装|
|主砲|CENTER:オードナンスQF Mk./ 17ポンド(55口径76.2mm)砲×1門|
|装弾数|CENTER:77発|
|>|CENTER:副武装|
|[[同軸機銃]]|CENTER:[[M1919A4 7.62mm機銃>ブローニングM1919]]|
|砲塔上|CENTER:[[ブローニングM2 12.7mm重機関銃>ブローニングM2]]|
|>|CENTER:[[装甲]]厚|
||CENTER:[[砲塔]]|
|防楯|CENTER:89mm(曲面)|
|前面|CENTER:76mm(60°~曲面)|
|側面|CENTER:51mm(85°~曲面)|
|背面|CENTER:51mm (90°~曲面)|
|天板|CENTER:25mm(0°)|
||CENTER:車体|
|前面上部|CENTER:51~53mm(曲面)|
|前面下部|CENTER:51~108mm(曲面)|
|側面|CENTER:38mm(90°)|
|背面|CENTER:38mm(80~90°)|
|天板|CENTER:25mm(0°)|
|天板&br;(傾斜部)|CENTER:19mm(0-7°)|
|底面|CENTER:13mm(0°)|
~
**型式(カッコ内は英軍呼称) [#s9e40e34]
-T6:~
試作車の呼称。~
[[M3>M3(中戦車)]][[中戦車]]のシャーシをベースに75mm砲を搭載した新型[[砲塔]]を持つ試作車。~
~
-M4(Sherman I):~
初期モデル。~
溶接構造車体にコンチネンタルR975星形エンジンを搭載。~
-M4(Sherman 機法~
初期型。溶接構造車体にコンチネンタルR975星形エンジンを搭載した。~
~
-M4 Hybrid(Sherman I Hybrid):~
車体前面のみに一体鋳造構造を用いた「コンポジット型」モデル。~
主に英国へ供与。~
-M4 Composite(Sherman Hybrid 機法~
車体前面のみにA1と同様の一体鋳造構造を用いた「コンポジット型」。~
主に英国へ供与された。~
~
-M4(105mm)(Sherman IB)~
後期型車体に105mm[[榴弾砲]]を搭載したモデル。~
試作車はM4A4E1と呼称された。~
-M4A1E9:~
本土で訓練用に用いられていた初期生産車両をオーバーホールした際、「ダックビル」型エンドコネクターを足回りにスペーサーをかませ履帯の両側に装着した仕様。~
[[履帯>無限軌道]]幅の広いE8仕様のように接地圧が低減された。~
~
-M4E9:~
本土で訓練用に用いられていた初期生産車輌の足回りにスペーサーをかませ履帯の両側に「ダックビル」型エンドコネクターを装着した仕様。~
履帯幅の広いE8仕様のように接地圧が低減された。~
-M4A1(Sherman 供法~
車体を一体鋳造構造とした型。~
丸みを帯びた車体前面形状により避弾経始は高まった反面、車内スペースが狭くなってしまった。~
~
-M4A1(Sherman II):~
車体を一体鋳造構造としたモデル。~
丸みを帯びた車体前面形状により避弾経始は高まったが、車内スペースが狭くなってしまった。~
~
-M4A1(75)W:~
後期型車体モデル。~
操縦士ハッチを大型の物に変更し、湿式弾薬庫を持つ。~
操縦士ハッチを大型の物に変更し、湿式弾薬庫を持つ後期型車体型。~
~
-M4A1(76)W(Sherman IIA):~
A1型の主砲をM1A1 76.2mm戦車砲に変更したモデル。~
[[砲塔]]はT23試作中戦車と同型。~
-M4A1(76)W(Sherman A):~
A1型にT23試作中戦車と同型の[[砲塔]]を搭載し、主砲をM1A1 76.2mm戦車砲に変更した型。~
1944年7月のコブラ作戦から実戦投入された。~
~
-M4A1E4:~
-M4A1E6:~
戦後、75mm砲搭に76.2mm砲を搭載した型。~
パキスタンに給与され、カシミール紛争などで使用された。~
パキスタンに供与され、カシミール紛争や印パ戦争などで使用された。~
~
-M4A1E8:~
M4A1(76)のサスペンションをHVSSに変更した後期生産車、またはVVSSサスペンション型からの改修型。~
イスラエルが購入した中古車は、M1「スーパーシャーマン」と呼ばれた。~
~
-M4A1E9:~
M4A1の初期型をM4E9同様に改修し、E9仕様にしたモデル。~ 
M4A1の初期型をM4E9同様に改修し、E9仕様とした型。~
~
-M4A2(Sherman III):~
-M4A2(Sherman 掘法~
溶接車体に鋳造[[砲塔]]を搭載。~
エンジンは民間トラック用に開発されていたGM製 6046直列6気筒2ストローク[[液冷>液冷エンジン]][[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]×2基を連結して搭載。~
[[海兵隊>アメリカ海兵隊]]のほか、レンドリース用としてイギリス軍と自由フランス軍で使用された。~
エンジンは民間トラック用に開発されていたGM製 6046直列6気筒2ストローク[[液冷>液冷エンジン]][[ディーゼル>ディーゼルエンジン]]を2基連結して搭載。~
[[アメリカ海兵隊]](後にA3に更新)のほか、レンドリース用としてイギリス軍と[[自由フランス軍>フランス軍]]で使用された。~
後に、[[ソ連軍]]にも供与された。~
~
-M4A2(76)W(Sherman IIIA・後期型はIIIAY):~
A2型の主砲をM1A2またはM1A1C 76mm戦車砲に変更したモデル。~
[[砲塔]]は後期型のもの。~
-M4A2E4:~
機動性の向上を狙い、M4A2にトーションバーサスペンションとより幅の広い履帯を装備した試作車。~
整備性が悪化したため採用されなかった。~
~
-M4A3(Sherman IV):~
-M4E4:~
M4に上記の改良を施した試作車。~
~
-M4A2E8:~
M4A2(76)の懸架装置をHVSSサスペンションに変更した後期生産車。~
ソ連軍にレンドリースされたが対独戦には間に合わなかった。~
戦後、カナダ軍も装備し、[[朝鮮戦争]]で使われた他、[[砲塔]]を撤去した「カンガルー」[[装甲兵員輸送車]]に改造された物もあった。~
~
-M4A3(Sherman 検法~
溶接車体に鋳造[[砲塔]]を搭載。~
フォードGAA V8液冷ガソリンエンジン(450馬力)×1基を搭載。~
戦後、大量に供与された。~
フォードGAA V8[[液冷ガソリンエンジン>液冷エンジン]](450馬力)×1基を搭載。~
実戦に参加したA3型の殆どは後期型車体で、前期型車体は主に本土での訓練用に使われた。~
戦後、余剰車が大量に同盟国へ供与された。~
~
-M4A3(105mm)(Sherman IVB):~
後期型車体に105mm榴弾砲を搭載したモデル。~
試作車はM4A4E1の改良型であるM4E5。~
-M4A3E2 "&ruby(ジャンボ){Jumbo};":~
A3の装甲強化型。~
177.8mm厚の防楯を装備、最大140mm厚の車体正面装甲を備える。~
重量増加に対応するため[[履帯>無限軌道]]の脇に「ダックビル」と呼ばれるアタッチメントを装着した。~
重装甲を生かして、ドイツの[[対戦車砲]]が待ち受けていそうな場所を突破するために重宝された。~
製造段階では75mm砲を搭載するが、現地改造により76.2mm砲を搭載した車両も存在した。~
~
-M4A3E2:~
[[突撃戦車>戦車駆逐車]]「ジャンボ」。~
A3の装甲強化型で、177.8mm厚の防楯を装備し、重量増加のため履帯の脇に「ダックビル」と呼ばれるアタッチメントを装着している。~
~
-M4A3E4(Sherman IVA):~
[[朝鮮戦争]]当時、[[北朝鮮軍>朝鮮人民軍]]のT-34-85に対抗するために開発されたモデル。~
-M4A3E4(Sherman A):~
[[朝鮮戦争]]当時、[[北朝鮮軍>朝鮮人民軍]]の[[T-34-85>T-34(戦車)]]に対抗するために開発された型。~
通称「赤羽スペシャル((東京都北区赤羽にあるアメリカ軍の「東京オードナンスデポ」で改修が行われたことから。))」。~
主砲および[[砲塔]]はM4A1(76)Wと同様だが、車体はM4A3がベースになっている。~
後に同じ改造を施されたものがユーゴスラビアに供与された。~
~
-M4A3E8:~
「イージーエイト」と呼ばれる最終モデル。~
-M4A3E8 / M4A3(76)W:~
「&ruby(イージーエイト){Easy Eight};」とも呼ばれる。~
懸架装置がそれまでのVVSSからHVSSに変更され、履帯幅も広くなり、併せてフェンダーが増設されている。~
朝鮮戦争などでも使用された他、創設期の[[陸上自衛隊]]にも「[[特車]]」として供与されていた。~

-M4A4(Sherman V):~
溶接車体に鋳造[[砲塔]]を搭載。~
クライスラー製A-57複列30気筒液冷ガソリンエンジン((バス用に開発されていた直列6気筒ガソリンエンジン5基を扇形に束ねて連結している。))×1基を搭載。~
第二次世界大戦末期から朝鮮戦争期まで運用された。~
~
-M4A4(Sherman 后法~
溶接車体に鋳造[[砲塔]]を搭載。前期型車体のみ。~
クライスラー A-57複列30気筒液冷ガソリンエンジン((バス用に開発されていた直列6気筒ガソリンエンジン5基を扇形に束ねて連結している。))×1基を搭載。~
エンジンルームの関係でこの型とA6型は他の型より全長がわずかに長い。~
イギリス軍のほか、カナダ軍、自由ポーランド軍、自由フランス軍、中華民国軍にも供与された。~
~
-M4A4T:~
戦後、フランスがM4A4のエンジンをコンチネンタルR-975に換装し、同じくフランス陸軍に配備されていたM4A1(76)Wと統一した型。~
エンジングリルのハッチがM4/M4A1同様になっており、外見からも識別できる。~
~
-M4A5:~
カナダが国産装甲戦闘車輌として独自生産した「ラム」巡航戦車にアメリカ陸軍軍需部が与えた形式番号。~
M3中戦車がベースだが、アメリカからパーツを供給を受けたため、M4に酷似している。~
カナダが国産装甲戦闘車両として独自生産した「ラム」巡航戦車に[[アメリカ陸軍]]軍需部が与えた[[形式番号>型式]]。~
M3[[中戦車]]をベースに開発されたものの、M4からの流用箇所が多く外見が類似している。~
~
-M4A6:~
M4A4の溶接・鋳造のハイブリッド構造モデル。~
キャタピラー社製空冷星型ディーゼルエンジンを搭載。~
生産数は75両と少なく、訓練用として使用された。~
M4A4を「コンポジット」型車体にして、キャタピラー社製空冷星型ディーゼルエンジンを搭載した型。~
試作名称「M4E1」。~
生産数は75両と少なく、アメリカ国内での訓練用として使用された。~
~
***追加装備モデル [#l3bd9e2f]
-T34「カリオペ」:~
[[砲塔]]上部に46inch長ロケット弾発射機を搭載した自走ロケット砲型。~
**派生型 [#g2231ac2]
-M4 105mm突撃戦車:~
主砲をM4 105mm[[榴弾砲]]に変更した型。~
[[機甲部隊]]の使用する、機甲[[歩兵]]を援護する支援戦車として開発された。~
歩兵支援だけでなく分厚い防楯と大口径主砲を生かした敵陣突破や対戦車戦闘の先鋒として活躍した。~
~
-T40(M17):~
[[砲塔]]上部に72inch長ロケット弾を装填した箱形ランチャーを搭載したもの。~
--M4A4E1:~
M4A4に105mm榴弾砲を搭載した試作車。~
~
-T76:~
主砲の替わりに75inch長ロケット弾発射装置を搭載したもの。~
--M4E5:~
M4A4E1の改良型。~
試験で判明した砲架や駐退器の不具合を改良した砲本体・砲架・防盾をM4初期型に搭載した。~
~
-T99:~
[[砲塔]]側面に45inch長ロケット弾22発を装填した箱形ランチャーを搭載したもの。~
--M4(105)(Sherman B):~
量産型。空冷星形ガソリンエンジンで後期型仕様ラージハッチ車体。~
~
-T31 Demolition Tank:~
陣地破壊用に[[榴弾砲]]とT94ロケットランチャーを装備した試作車両。~
--M4(105)HVSS(Sherman BY):~
M4(105)をHVSSサスペンションに改修した型。~
~
-T1E3(M1)Aunt Jemima:~
車体前部に大型ローラー2基を装着した地雷原処理車。~
--M4A2(76)W(Sherman A):~
M4A2の主砲をM1A2(L/55)76mm戦車砲に変更した型。~
[[砲塔]]は後期型のもの。~
~
-T3:~
英国の"Scorpion"地雷処理装置をベースにした地雷原処理車。~
--M1A2(76)W HVSS(Sherman AY):~
M4A2(76)WをHVSSサスペンションに改修した型。~
~
-M4 Doozit:~
T40ロケットランチャーとドーザーブレードを装備した障害物除去車。~
--M4A3(105)(Sherman B):~
V型8気筒ガソリンエンジン・後期型車体のモデル。~
~
-POA-CWS 75-HI:~
主砲に火炎放射装置を組み込んだ火炎放射戦車。~
--M4A3(105)HVSS(Sherman BY):~
M4A3(105)をHVSSサスペンションに改修した型。~
~
-T33:~
75mm砲の脇にE20[[火炎放射装置>火炎放射器]]を並列配置した火炎放射戦車。~
-&ruby(グリズリー){Grizzly};巡航戦車:~
カナダのモントリオール・ロコモーティブ・ワークス社で[[ライセンス生産]]されたM4A1(シャーマン供法~
装備品などの規格をイギリス・カナダにあわせるために改設計が行われている。~
[[砲塔]]後部にNo.19型無線機を格納するための張り出しを設けたり、2インチ[[発煙弾>スモーク弾]]発射機などが増設されている。~
多くはイギリス軍で訓練用戦車として用いられた。~
~
-Sherman Prong:~
別名Cullin hedgerow。~
車体前面に灌木切除装置を装備したモデル。~
--&ruby(セクストン2){Sexton };:~
[[自走榴弾砲]]型。~
~
***その他派生型 [#xef5253f]
-グリズリー巡航戦車:~
カナダのモントリオール・ロコモーティブ・ワークスでM4A1(シャーマンII)を[[ライセンス生産]]するにあたり、装備品などの規格をイギリス・カナダにあわせるために改設計を行ったモデル。~
[[砲塔]]後部にNo.19型無線機を格納するための張り出しを設けたり、2インチ発煙弾発射機などが増設されている。~
多くはイギリス軍で訓練用戦車として用いられた。~
--&ruby(スキンク){Skink};:~
自走対空砲型。~
~
-シャーマン・ファイアフライ:~
重装甲のドイツ軍戦車に対抗するために、M4の車体にオードナンスQF・17ポンド(76.2mm)対戦車砲を搭載した[[砲塔]]を組み合わせたモデル。~
前期にはM4A4 (シャーマンV)、後期には前期型車体又はハイブリッド車体のM4 (シャーマンI) から改造された。~
***シャーマン・ファイアフライ [#w1c91f05]
-&ruby(シャーマン・ファイアフライ){Sherman Firefly};:~
イギリス軍がM4の主砲をオードナンスQF 17ポンド(76.2mm)対戦車砲に換装した型。 ~
ファイアフライはホタルを意味する。~
その他改修としては、砲塔外後部にカウンターウェイト兼用の[[装甲]]ボックス、砲塔左側に装填手用ハッチの追加((砲の[[駐退復座機>製退器]]の後座距離が大きくなり、装填手が砲塔右側のハッチから入って左側に回り込めなくなったため。))、弾薬庫の位置変更と容量増加((車体左右スポンソン上の弾薬庫を撤去し、床に[[装甲]]で囲まれた弾薬庫を複数追加。&br;また、車体右側の補助操縦手兼[[機銃]][[射手>ガナー]]席と車体機銃を撤去し、[[装甲]]化された主砲弾薬庫を設置した。))などが行われた。~
--Sherman C :~
M4前期型車体及びハイブリッド車体のM4を原型に製造された。~
--Sherman C:~
M4A3を原型に製造された。~
--Sherman C:~
M4A4を原型に製造された。~
--Sherman C:~
M4A6を原型に製造された。~
~
-M10「ウルヴァリン」/M36「ジャクソン」:~
M4の車体をベースにした[[駆逐戦車]]型。~
***戦車駆逐車型 [#y9cc0cf2]
-M10 GMC(&ruby(ウルヴァリン){Wolvarine};):~
M4A2を原型に開発された[[戦車駆逐車]]。~
GMCは"Gun motor carriage(自走式砲運搬車)"の略。~
砲塔上部は索敵能力向上及び軽量化のため開放式(オープントップ)となっている。~
武装はM7 50口径76mm対戦車砲×1門、ブローニングM2 12.7mm重機関銃×1挺。~
~
-M7「プリースト」:~
[[自走榴弾砲]]型。~
M2(M101)105mm榴弾砲を搭載。~
改良型のM7B1/M7B2がM4をベースにしている(初期型はM3中戦車をベースにしている)。~
--M10A1 GMC:~
M4A3を原型に製造された。本国での訓練用として使用された。~

--M10 / 17pdr SP M10C(&ruby(アキリーズ){Achilles};):~
M10の火力を強化するため、イギリスが砲をオードナンスQF 17ポンド(76.2mm)砲に換装した型。~
~
-M32:~
[[砲塔]]を撤去し、回収用クレーンを装備した戦車回収車型。~
--M35 [[装甲]]牽引車:~
M10の砲塔を撤去した[[砲兵]]トラクター。~
重砲牽引用の高速牽引車の不足を補うために改造された。~
~
-シャーマンDD(Duplex Drive):~
-M36 GMC(&ruby(ジャクソン){Jackson};):~
M10A1 GMCを原型に開発された[[戦車駆逐車]]。~
M10と同様に砲塔上部が開放式となっている。~
武装はM3 90mm砲×1門、ブローニングM2 12.7mm重機関銃×1挺。~
--T71:~
M10A1に即用弾薬庫と鋳造製の後方張り出し部(カウンターウェイト兼用)を付けた新型[[砲塔]]を搭載した試作車。~
--T71E1:
M10に上記の砲塔を搭載した試作車。~
--M36B1:~
M4A3の車体にM36の[[砲塔]]を搭載した型。~
--M36B2:~
T71E1の量産型。~
大戦末期の登場であったため実戦には間に合わず、戦後多くが同盟国に供与されている。~
~
***その他 [#gc51a46f]
-[[M7「プリースト(Priest)」>M7]]:~
[[自走榴弾砲]]型。M2(M101)105mm榴弾砲を搭載、開放式戦闘室を備える。~
初期型は[[M3]][[中戦車]]がベースだが、改良型のB1/B2はM4A3ベースとなっている。~
~
--&ruby(カンガルー){Kangaroo};:~
セクストン自走榴弾砲への更新により余剰となったM7の砲塔を撤去し、[[装甲兵員輸送車>APC]]として使用したもの。~
カナダ軍で使用された。~
~
-M32 TRV(M32 ARVとも):~
戦車回収車型。~
[[砲塔]]を撤去して砲塔型戦闘室(旋回はできない)を設置、ウインチと回収用クレーンを装備した。~
~
--M34 装甲牽引車:~
M32のクレーンを撤去した砲兵トラクター。~
M35と同様に重砲牽引用の高速牽引車の不足を補うために改造されて製造されたが、実戦ではほとんど使われなかった。~
~
-シャーマンDD:~
ノルマンディー上陸作戦のためにイギリス軍が開発した水陸両用戦車。~
DDは"Duplex Drive(複合駆動)"の略。~
車体周囲に展開する防水スクリーンと、後部に誘導輪で駆動する推進用プロペラ2基を備えていた。~
~
-シャーマンフレイル:~
-シャーマン・カリオペ(T34「&ruby(カリオペ){Calliope};」):~
[[砲塔]]上部にT34 多連装ロケット砲を搭載した火力支援型。~
~
-シャーマン・ウィズバン(T40/M17「&ruby(ウイズバン){Whizbang};」):
[[砲塔]]上部に20連装の箱形ランチャーを搭載した火力支援型。~
ロケット弾は7.2インチ(口径180mm)のT37 HE爆破ロケットまたはT21化学戦ロケットを使用する。~
~
-T76:~
主砲の替わりに75インチロケット弾発射装置を搭載したもの。~
~
-T99:~
[[砲塔]]側面に45インチロケット弾22発を装填した箱形ランチャーを搭載したもの。~
~
-シャーマン・チューリップ:~
イギリス軍で使用された火力支援型。~
砲塔側面に航空機用[[RP-3]][[ロケット弾]]発射機を装着した。~
~
-&ruby(シャーマン・フレイル){Sherman Flail};:~
[[地雷]]処理用のチェーンローラーを装備した地雷除去車両。~
「&ruby(シャーマン・クラブ){Sherman Crab};」とも呼ばれる。~
~
-M4(AMX-13砲塔):~
エジプト製。~
M4の車体に[[AMX-13]]の砲塔を搭載している。~
この他、M4A4の車体にM4A2用のディーゼルエンジンを載せたモデルもある。~
-&ruby(シャーマン・クロコダイル){Sherman Crocodile};:~
火炎放射戦車型。~
車体前面に[[火炎放射器]]を搭載し、後ろに火炎放射用燃料を積んだ2輪トレーラーを引いている。~
主砲を撤去していないため普通の戦車としても使える。~
~
***イスラエル製派生型 [#vca13149]
-M50/M51「スーパーシャーマン」:~
イスラエル軍での改修型。~
[[砲塔]]にフランスのAMX-13と同じ高初速の75mm砲を搭載し、砲身長に合わせて[[砲塔]]後部のカウンターウェイトも延長した他、全金属製のT80履帯を使用している。~
懸架装置はM4と同様、水平渦巻きスプリング・ボギー式である。~
M51では、76mm砲搭型のM1シャーマンにフランス製CN105-F1 105mm戦車砲の短縮型を搭載し、エンジンもカミンズVT8-460に換装している。~
[[第三次〜第四次中東戦争>中東戦争]]でT-34-85、[[T-54]]/[[T-55]]、[[T-62]]などを相手に奮戦した。~
-T31 Demolition Tank:~
陣地破壊用に[[榴弾砲]]とT94ロケットランチャーを装備した試作車両。~
~
-M50:~
[[自走榴弾砲]]型。~
M4A4のエンジンを前部の補助操縦席部分に移して、オープントップの後部にフランス製M50 155mm榴弾砲を搭載している。~
-T1E3(M1)&ruby(エウント・ジェマイマ){Aunt Jemima};:~
車体前部に大型ローラー2基を装着した地雷原処理車。~
~
-L33:~
M50自走榴弾砲の後継として開発された型。~
M4の車体上に密閉型の戦闘室を設けてイスラエル国産のソルタムM68 33口径155mm榴弾砲を装備している。~
-T3:~
英国の"&ruby(スコーピオン){Scorpion};"地雷処理装置を装備した地雷原処理車。~
~
-マクマト:~
自走迫撃砲型。~
退役したM50の車体前部をオープントップ式の戦闘室に改造して、ソルタムM66 160mm迫撃砲を装備している。~
-M4 &ruby(ドゥージット){Doozit};:~
T40ロケットランチャーとドーザーブレードを装備した障害物除去車。~
~
-シャーマンMRL:~
[[砲塔]]を撤去して多連装ロケットランチャーを搭載した自走多連装ロケット砲。~
[[MLRS>多連装ロケットシステム]]に更新されて現役装備から外された。~
-POA-CWS 75-HI:~
主砲に[[火炎放射装置>火炎放射器]]を組み込んだ火炎放射戦車。~
~
-キルション:~
退役したM51の車体に[[AGM-45「シュライク」>AGM-45]][[対レーダーミサイル]]の単装ランチャーを装備した対レーダー車両。~
-T33:~
75mm砲の脇にE20[[火炎放射装置>火炎放射器]]を並列配置した火炎放射戦車。~
~
-アンビュタンク:~
救護車型。~
M4の[[砲塔]]を外してその下にエンジンを移して後部を救護室にしたタイプと、退役したM50の戦闘室を密閉してそのまま救護室にしたタイプの2種が存在する。~
-&ruby(シャーマン・プロング){Sherman Prong};:~
車体前面に灌木切除装置を装備した型。~
灌木切除装置を角に見立て、サイ戦車を意味する&ruby(ライノ・タンク){Rhino tank};とも呼ばれた。~
~
-ヤール:~
M1スーパーシャーマンの[[砲塔]]を外し、最大30mに達する巨大な伸縮式の観測台を備えた観測車輌。~
***戦後型 [#vca13149]
-M4(AMX-13砲塔):~
エジプト陸軍向けの戦後改造型。~
M4の車体に[[AMX-13]][[軽戦車]]の砲塔を搭載している。~
この他、M4A4の車体にM4A2用のディーゼルエンジンを載せた型式もある。~
~
-モンスター:~
戦車部隊の移動目標砲撃訓練の仮想標的として用いられる車両。~
退役したM4の[[砲塔]]を撤去して車体外部に斜めに傾斜した装甲板をボルト止めしている。~
-M-50 / M-51:~
[[イスラエル軍]]における改修型。~
[[砲塔]]にフランスのAMX-13と同型の高初速75mm砲((原型となったのはドイツの[[5号戦車「パンター」>5号戦車]]が搭載したKwK 42 70口径75mm砲。))を搭載し、砲身長に合わせて[[砲塔]]後部のカウンターウェイトも延長した他、全金属製のT80履帯を使用、懸架装置はHVSSとなっている。~
M-51はフランス製CN105-F1 105mm戦車砲の短縮型を搭載、エンジンはカミンズVT8-460に換装されている。~
[[第三次〜第四次中東戦争>中東戦争]]期に運用された。 ~
~
-トレイルブレーザー:~
M51をベースにした回収車。~
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