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*&ruby(えむいちいちなな){【M117】}; [#k643e70e]
アメリカ製の無誘導爆弾。~
重量は750ポンド。~
これまでの物よりも空気抵抗が少なく、機体の性能を損なわずに装備出来るとしてF-4、F-105に装備されたが後により抵抗の少ないMk80系にその座を譲った。
アメリカ製の[[通常爆弾]]。~
~
1950年代に開発され、1970年代までのアメリカ製軍用機で広範に用いられた。~
その後、[[Mk.80系>Mk.80シリーズ]][[低抵抗爆弾]]や[[レーザー誘導爆弾]]などの登場によって航空任務の第一線を退いた。

> 1990年代の[[湾岸戦争]]でも投下されたが、これは[[誘導爆弾]]の技術的成熟と量産配備が不十分だったためで、半ば[[用途廃棄]]を兼ねていた。

[[アメリカ空軍]]では2015年6月に在庫が払底し、運用を終了した。

**スペックデータ [#uf6b3a59]
|種別|航空機搭載用爆弾(汎用爆弾)|
|全長|2.06〜2.16m|
|翼幅|520mm|
|重量|340kg|
|弾体直径|480mm|
|最大射程|使用法に応じて変化。|
|弾頭|トリトナール|
|炸薬量|183kg|
~
**バリエーション [#k58e4088]
-M117R:~
[[低抵抗>低抵抗爆弾]]/[[高抵抗爆弾]]型。~
高抵抗状態もしくは低抵抗状態で投下するというオプションを加えるため、特別な組立ての[[尾翼]]を用いる。~
~
--MAU-103/MAU-91:~
M117Rに装着される尾部ユニット。~
MAU-103は低抵抗テイル、MAU-91は高抵抗テイルとなっている。~
~
-M117D:~
[[機雷]]としても使用できるよう、磁気感応式の信管を採用した型。~
~
-MC-1:~
弾体の空隙部に神経ガス「[[サリン]]」を充填した[[特殊爆弾]]。~
2006年6月にアメリカの備蓄弾薬から撤廃された。~
~
-BOLT-117(''BO''mb, ''L''aser ''T''erminal)(GBU-1/B):~
1967年〜1968年にかけて開発された、[[レーザー誘導爆弾]]型。~
構成は[[ペイブウェイシリーズ>ペイブウェイ]]と同様に、M117の弾体の前部にKMU-342 [[レーザー]][[シーカー]]ヘッド、後部にフィンを装着するが、操舵翼は後端部に配置されている。~
使用は比較的短期間に留まり、ペイブウェイシリーズに取って代わられた。


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