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*&ruby(えるだぶりゅえふ){【LWF】}; [#x46e611c]
Low Weight Fighter. (軽量戦闘機)。~
Lightweight Fighter :LWF program. (軽量戦闘機)。~
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1970年代のアメリカで考案されていた[[小型戦闘機>軽戦闘機]]の開発構想。~
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当時、[[アメリカ空軍]]では[[F-4C/D/E>F-4]]の後継として大型重戦闘機・[[F-15]]が制式化されていた。~
しかし、同機は開発に当たってコストを度外視し、[[戦闘機]]本来の空中戦能力を極限まで追求した(([[F-15]]の項にもあるように、当時の開発スタッフは「1ドルたりとも空戦以外の部分に金をかけてはならない」とまでいわれていたという。))ため、ユニットコストが極めて高価になってしまい、部隊に必要な数を揃えることが困難であった。~
当時、[[アメリカ空軍]]では[[F-4C/D/E>F-4]]の後継として大型重戦闘機・[[F-15]]が[[制式]]化されていた。~
しかし、[[F-15]]は圧倒的な空戦能力を達成するために膨大なコストを要求し、必要数を調達するのが困難になっていた。~
また、戦闘に投入して[[撃墜]]された時のリスクも[[F-4]]に比べて大きくなることが予想された。~
そこで、これを数で補うべく、軽量・低コストな[[戦闘機]]を開発しようとしたのがこの構想である。~
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想定された機体は~
「単発の[[エンジン]]に簡易な[[レーダー]]と[[アビオニクス]]を搭載」~
「武装は短射程の[[空対空ミサイル]]と[[機関砲]]のみ」~
とし、昼間・[[目視内射程]]での空中戦を行う事に限定された機体を作ろうというものであった。~
要求された主な仕様はおおむね以下の通り。

- [[単発機]]
- 簡易な[[レーダー]]と[[アビオニクス]]を搭載
- 武装は短射程[[空対空ミサイル]]と[[機関砲]]のみ
- 用途として昼間・[[目視内射程]]での空中戦のみを想定

後にこの構想は[[LCF]](低コスト[[戦闘機]])と改称され、[[F-16]]及び[[F/A-18]]として施行された。~
その後、[[F/A-18]]が[[マルチロールファイター]]という新たな設計思想の端緒となった事でLWFの設計思想は陳腐化し、立ち消えていった。~
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後にこの構想は[[LCF]](低コスト[[戦闘機]])と改称され、[[F-16]]及び[[F/A-18]]として現実化した。~
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関連:[[戦闘機マフィア]]


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